東京アカデミー青森校
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青森県・青森市・八戸市など青森県内公務員試験対策の予備校=東京アカデミーの佐井です。
地方公務員試験では、6月のA日程試験でも昨年度より「時事問題」の出題が多くなりましたので、今回から、今年の試験で出題されそうな社会時事から、予想問題を紹介していきたいと思います。
本日のテーマは、コロナ禍の経済動向についてです。
時事問題では、経済政策についてもよく出題されます。
その中でも、コロナ禍における経済は、特に関心度が高く、政策の推移や経済動向などの背景の理解が重要と考えますので、予想問題にトライしてみましょう!
【問題】経済動向に関する次の記述のうち、妥当なのはどれか。
1 .2020 年度の実質 GDP は、新型コロナウイルス感染症拡大にもかかわらず、前年度比 0.0 %と横ばいの水準でとどまった。
2 .輸出は緩やかに回復し、2021 年 4 − 6 月期の段階で、既に新型コロナウイルス感染症拡大前の2020 年 1 月水準を回復している。
3 .個人消費は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響が長引き、今日まで一貫してマイナスの動きが続いている。
4 .消費者物価は、エネルギー価格の下落により著しく低下し、今日まで一貫してマイナス圏で推移している。
5 .企業収益は、非製造業の伸びが著しいが、製造業は回復が遅れている。
【正答】 2
1 .誤り。新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けて、前年度比マイナス 4 .5 % と、1995年度以降、年度として最大の落ち込みとなった。なお、景気後退局面における実質GDPの下落率はリーマン・ショック後である2009年までに次いで、戦後2番目の落ち込みと間違えないように注意。
2 .正しい。
3 .誤り。2020 年後半に増加した。ただし、2021年に入ると、再び弱い動きとなった。その後、年後半にはやや持ち直した。
4 .誤り。ガソリン代などエネルギー価格は上昇。よって、消費者物価も緩やかに上昇。ただし、2021年通年でみるとマイナスだった。
5 .誤り。製造業の伸びが大きく、非製造業は伸び悩みがみられる。
コロナ禍の経済政策は、賃金、企業収益、住宅投資など、様々な角度からの出題が考えられます。
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