東京アカデミー秋田校
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秋田校で高卒公務員試験の担当をしている西山です。
一次試験の教養試験のお勉強をされている皆さんに、合格者と不合格者の勉強法の違いを、模擬試験の正答率からご説明します。
★材料・・・・昨年2021年の7月実施の東京アカデミーの第4回全国公開模試:約3200名のデータ分析。
★問43の「数的推理」の問題
★単元としては「割合」・・・算数でいうところの相当算に該当します。
★受験生全体の正答率は49.6%・・・正解と不正解がちょうど半々ですね。
実際の問題と選択肢)
ある問題集を4 日間で解き終えた。1 日目には問題全体の1/4を解き,2 日目には1 日目に残っていた問題の1/4を解き,3 日目には2 日目に残っていた問題の3/7を解いた。また4 日目に解いた問題数は,1 日目に解いた問題数より8 問多かった。この問題集の全問題数はいくらか。
1. 88 問 2. 96 問 3. 104 問 4. 1 1 2 問 5. 1 2 0 問
数学的に解くのなら
〇全問題数をXとして、方程式を立てる。
〇全体を1として、割合で解く・・・・・いろいろな解き方が考えられます。数学としては、標準レベルの問題です。
では、なぜ、半数の人が正解できないか。
それは、この問題にかけられる所要時間が、2分~2分30秒程度しかないからです・・・間に合わない人が、結局不正解になっています。
もし、この問題に15分以上かけても良いのであれば、おそらく80%以上の正答率になるはずです。
普段から、公務員試験の教養試験は、1問当たり2分から2分30秒程度で解かないといけないと理解して、
かつ、本試験の緊張の中では、普段よりも余計に時間がかかることをを踏まえ、
日ごろ、2分以内で解く勉強をしていれば・・・ここに合否の差が生じます。
この問題であれば、「方程式が作れなくても」、「仕事算や相当算=全体を1」・・・が分かっていなくても。
選択肢の問題数を、順番に問題文に当てはめて算数の計算をしていけば、正解は「4」だと発見できます・・・おそらく2分以内に。
正解の4、全体のページ数が112問として、問題文に当てはめれば、
・1日目には112×1/4=28ページを読んだ。残り112-28=84ページ。
・2日目は84×1/4=21ページを読んだ。残り84-21=63ページ。
・3日目は63×3/7=27ページ読んだ。残り63-27=36ページ。
・よって4日目に読んだページは36。
・これは問題文の通り「1日目に読んだ問題よりも8問多い」に当てはまる・・・だから正解!!
♡残りの選択肢は、どれも途中で計算ができない(割り切れない)ようになっています。
合格する人の勉強法は
「普段から1問2分など、時間の制約の中、問題を解く練習をしている」そして、
「常に早い解き方を探している」
不合格になる人の勉強法は
「普段、自分が解けるまで時間をかけてしまっている」そして、
「常に、方程式や公式を使うことばかり考えてしまう」
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