東京アカデミー大阪校
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皆さん、こんにちは。
本日は保健師国家試験『公衆衛生看護学~公衆衛生看護方法論Ⅰ~』における出題基準の改定ポイントをチェックしましょう!
改定概要には「公衆衛生看護方法論Ⅰでは、公衆衛生看護活動における各支援の特徴・方法として、訪問に関する項目の充実を図った。」とあります。
具体的には、今回「目標1-4-C:訪問の特徴・方法」の小項目に「訪問の場の種類、訪問の場に応じた支援」「継続的支援(継続訪問)」「居住家屋の見取り図の活用」が追加されました。
一見、新しいと思われるかもしれませんが、過去の国家試験ではこんな問題も出ています。
今まで出題されていた内容についても、出題基準が詳しく改定されることがありますので、過去問題も確認してみてくださいね。
第105回保健師国家試験 午前問題
次の文を読み 54、55 の問いに答えよ。
A さん(62 歳、女性) 。夫(67 歳) と次男夫婦(ともに 30 代、会社員) の4人暮らしである。
起立時にふらつきが見られたため、専門病院を受診したところ、脊髄小脳変性症と診断された。
難病の医療費助成の申請書が保健所に届き、保健師は家庭訪問を実施した。A さんは起立時にふらつくことはあるが、
日常生活動作〈ADL〉は自立、専門病院に月回、一人で受診している。既往歴に特記すべきことはない。脊髄小脳
変性症については医師より病名の告知、説明は受けている。A さんは料理が好きで、食事の準備は A さんが行っている。
55 保健師が描いた A さん宅階の見取り図を示す。A さんと夫は1階で生活をし、
日中はリビングで過ごし、夜は和室で布団に寝ている。2階は次男家族が使用して
いる。台所とリビング、浴室は1階のみにあり、大きな段差は廊下から玄関に降り
るところのみである。
A さんの生活環境を改善するために現時点で優先度が高いのはどれか。
1.夜間のポータブルトイレの使用
2.夫婦の寝室を2階に移動
3.玄関にスロープを設置
4.ベッドの使用
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