東京アカデミー鹿児島校
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こんにちは。東京アカデミー鹿児島校チューターの上野です。
今回は,私が受験した国家一般職の官庁訪問について話していきたいと思います。よろしくお願いします。
国家一般職の採用については少し特殊な形式となっています。国家一般職の一次試験が行われ,その後二次試験が行われます。この二次試験の前に実施されるのが「官庁訪問」というものです。「訪問」という名目になっていますが,内容は他の試験と同じような面接となっています。官庁訪問に行き,面接を行い,そこで内々定をもらえなければ,人事院による面接に合格しても採用してもらえません。又は,内々定を官庁からもらっていたとしても,人事院による面接に合格できなければ採用はありません。このように国家一般職の試験は特殊になっています。
では,この「官庁訪問」で内々定をもらうにはどうしたらいいか。それを説明していこうと思います。
1つ目が,しっかりと各官庁の業務説明会に参加することです。
業務説明会は各官庁に直接出向いて参加する方式もあれば,大学で開催されるもの,あるいは東京アカデミーで開催されるものもあります。この業務説明会に参加することは必須というわけではありませんが,官庁訪問で内々定をもらっている人に聞くとほとんどの方がこの業務説明会に参加しています。なぜ業務説明会に参加したほうがいいのか。それは,仕事内容や職場の雰囲気等を人事の方から聞けますし,疑問に思ったことは直接質問することもできます。私自身,国家一般職の仕事は労働局や検察庁,法務局等しか知りませんでしたが,様々な業務説明会に参加し,国家一般職の仕事の選択の幅広さを学ぶことができました。ですので,併願先を悩んでいる方や少しでも興味のある方はぜひ参加してみて下さい。オススメします。私の先輩に聞いた話によると,官庁の業務説明会に参加した際の態度を実際に官庁訪問で評価された人もいるという事です。業務説明会から人事の方に見られているという事を意識して臨むようにしましょう。
次にしっかりと仕事内容を調べることをおすすめします。
官庁訪問の時期は,私の場合ですと,昨年の7月上旬から中旬にかけて行われました。この時期は地方上級の試験が終わり,面接が立て続けに行われる時期です。私は,国家専門職の面接が近くにあり,そちらの対策と官庁訪問の対策に追われていました。短いスパンで一気に情報を詰め込むと,面接のときに度忘れして出てこなかったり,面接で質問された際に表面的な回答しかできなくなったりしてしまいます。ですので,面接直前で慌てないように,筆記試験の勉強と並行して志望する官庁の仕事を調べてみて下さい。
また,官庁訪問の予約を早めにすることを強くおすすめします。
官庁訪問の予約は,各官庁一斉にスタートします。官庁によって方式は異なりますが,ウェブ入力,メールで予約,電話で応募と言ったように様々な方法の予約形式があります。なぜ,予約をなるべく早めに設定した方が良いのか。これは皆さんもお分かりのとおり,志望する官庁に熱意を伝えることができるからです。国家一般職の各官庁は,併願状況というのを一番懸念しています。本当に来てくれるのか,他に合格しても断らないか等々です。ですので,早めに予約することで少しでも自分の熱意を伝えることができると思います。私自身ある官庁の予約を電話でしたのですが,予約が官庁訪問希望者の中で一番という事がありました。これは実際に官庁訪問に行った際に人事の方に少し評価されたので,早めに予約というのは損ではないと思います。
また,しっかりと情報を集めるという事が何よりも大切だと思います。
東京アカデミーでも~に説明会がありますと,~から予約開始ですよというアナウンスがありますが,自分で各官庁のホームページを閲覧し把握しておくこと必要です。私の友人も大学内のポスターである官庁がアルバイトを募集しているのを見つけ,それに参加することで志望動機にも繋がり,また面接でもその話を深堀され,内々定をもらったという事でした。希望する官庁で働く体験ができる絶好の機会ですので,こういった募集がないか随時探してみてもいいかもしれません。また,東京アカデミーの過去の先輩たちの受験記録もありますので,どういったことを官庁訪問で聞かれたか,どのような点に注意した方が良いのか等,官庁訪問でいかせるものは最大限活用していきましょう。
以上が私の受験した中での官庁訪問で大切だと思うポイントでした。一次試験が近づくにつれて,筆記試験の方に時間を奪われてしまうので,少しずつでもいいので、なるべく早くからパンフレットを見る等官庁について調べてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。