【大卒程度公務員】時事対策：アジア太平洋情勢　

大阪校の公務員担当です。

 

日米首脳会談と「QUAD（クアッド）」の首脳会合が開催されましたね。新しく提唱されたIPEF（インド太平洋経済枠組み）を含め、アジア太平洋地域の経済及び安全保障に関する協定や枠組みが複雑化していますので、今のうちにチェック！

 

QUAD

・日本、アメリカ、オーストラリア、インド

・インド太平洋地域において対中国の安全保障などの枠組み

 

IPEF

・日本、アメリカ、韓国、オーストラリア、ASEAN（東南アジア諸国連合）諸国

・インド太平洋地域において対中国のための枠組み

・TPPの離脱によりアジアでの存在感が薄れたアメリカが提唱

 

≪予想問題チャレンジ≫

次の記述のうち、近年のアジア太平洋情勢として正しいものはどれか

1. 中国との関係が極度に悪化しているオーストラリアは、QUADの枠組みでの対中圧力を歓迎している
2. 中国が台湾海峡への進出を強める一方、欧米諸国はインド太平洋地域への関与を弱めている。
3. TPP（環太平洋経済連携協定）の原加盟国であったアメリカは、トランプ前大統領時代に離脱。しかし現在は復帰に向けて前向きに交渉している。　
4. IPEF（インド太平洋経済枠組み）は、経済連携協定である。

 

【正答】1

1.　正しい。

2.　誤り。欧米諸国はインド太平洋地域への関与を強めている。

3.　誤り。現在も復帰には消極的である。

4.　誤り。IPEFは経済連携の「枠組み」であるため、法的拘束力はない。

 

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