【大学３年生向け】超基本！教育時事～第３次学校安全の推進に関する計画～1

こんにちは、教員採用試験の予備校　東京アカデミー池袋校の教採担当です。
6月も半ばになりました。皆さんいかがお過ごしでしょうか？
教員採用試験を受験する人は、第1次試験まで1か月ほどとなり、追い込み学習で忙しそうです。
今の努力が身を結んで欲しいですね。

本日と明日、3月25日に閣議決定された「第３次学校安全の推進に関する計画」について、ご説明いたします。

■「学校安全の推進に関する計画」とは
2012年度（2012年4月27日）に初めて策定されました。もちろん、それ以前も学校安全については、学校保健安全法に基づいて様々な措置が講じられてきました。

しかし、前年の東日本大震災において、大川小学校の悲劇があった一方で、児童生徒が自らの判断で当初想定の避難場所よりさらに安全な場所に自主避難して津波の危険を回避するなど防災教育の成果が出た事例もありました。

震災後の調査でも、「危機管理マニュアルの避難行動規定」や「避難訓練実施」の有無が、実際の場面での適切な避難行動がどの程度できたかの差に繋がっていることが判明しています。
平成23年度（2011年度） 東日本大震災における学校等の対応等に関する調査 報告書【平成24年（2012年）3月 文部科学省】＜pdf＞

こういったことも契機として、災害や事件・事故が発生した際、学校・教員はもちろん、児童生徒たちも自ら安全を確保すると共に、次代を担う児童生徒に安全に関する考え方を定着させ、次代の安全文化を構築するためにも策定されました。

この計画では、安全教育や学校施設・防災マニュアルを整備するなどの対策を推進し、これらの施策の基本的な方向と具体的な方策を明らかにしています。

これまで、
第１次計画（2012年度～2016年度）
第２次計画（2017年度～2021年度）
第３次計画（2022年度～2026年度）
の３つの計画が出されました。

続きは、また明日！