東京アカデミー松山校
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みなさんこんにちは!
公務員試験の予備校 東京アカデミー松山校の毛利です。
先日、松山校・高松校合同で官庁・自治体説明会をオンラインで開催しました。
神戸税関、高松矯正管区、松山海上保安部、自衛隊愛媛地方協力本部の職員のみなさまにご協力いただき、
業務内容や求める人物像についてお話しいただきました。
後日その様子をお伝えいたします。
今回は、人物試験対策の重要性についてお伝えしたいと思います。
最終合格のためには、個別面接・集団面接・集団討論といった人物試験に向けた対策をしっかりと行った上で本番に臨みたいところですが、実は、1次試験合格発表から2次の人物試験が実施されるまでの期間は平均で2週間強しかありません。
そして多くの試験で面接カードの提出が求められますので、面接カードをもとに話す練習もしなければならず、時間が足りないことは目に見えています。
愛媛県や、愛媛県警の面接カードは記入項目も字数も多いため考えるのが大変です。
もちろん教養試験対策も重要ですが、最終合格を目指すのであれば早めの対策がカギです。
近年の公務員試験(特に地方公務員!!)では、受験生のコミュニケーション能力がより重視される傾向にあり、試験先によっては最終合否に1次試験の結果が全く反映されない自治体もあります。愛媛県警の試験では、1次試験の結果が2次試験の合否には反映されません。
2次試験は個別面接と作文の点数で合否が決まります。
せっかく教養試験で高得点が取れたとしても、人物試験の準備ができていなければ最終合格はできません。
近年ではコンピテンシー評価型の面接が取り入れられています。
コンピテンシーとは「優れた結果を創出する行動特性」を指します。
「部活動について→大変だと思うことは何か→活動内容について→大会成績はどうだったか」
「性格について→性格に関するエピソードや得したこと、損したことを述べよ」といったように
「質問⇒回答⇒その回答に対する質問」をしていき
想像や理想論の回答ではなく「実際の経験から」その時の考え方を探っていくという面接手法です。
その時どう考えどう行動したかで、職員の一員として働いたとき優れた結果を出せるような行動特性があるかどうかを評価します。
このコンピテンシー評価型面接では、普段の自分の「行動特性」が思わず出てしまいます。
つまり、普段の行動や考え方を「意識」して過ごすことが面接対策の第一歩となります。
個別面接の他に集団面接や集団討論が課される自治体もあります。
愛媛県内では例えば・・・
・松山市(事務、消防、保育士、土木):2次試験で集団面接と集団討論が実施されます。
・伊予消防等事務組合では、2次試験で集団面接が実施されます。
・今治市消防では、2次試験で集団面接と集団討論が実施されます。
・愛媛県警察官では、2次試験合格後に警察本部で実施される任命権者選考にて、集団討論が実施されます。
集団面接や集団討論では受験生の協調性・積極性が問われ
・結論から簡潔に話す
・他の受験生の発言をしっかり聞く
・挙手性の場合は、2番手、3番手までには手を挙げる
といった点に留意して本番に臨むことが重要です。
集団討論では、司会や書記・タイムキーパーなどの役割を果たすことでリーダーシップを評価されることもあります。
ポイントは「チームへの貢献」です。
周りをよく見て、よい討論ができるよう尽力した受験生が試験を突破していきます。
集団討論のテーマによっては知識がなければ自分の意見を述べられないというものもありますので、
今のうちから自治体のHPや情報誌、新聞に目を通したりイベントに参加したりして、自治体の施策等について知識を深めておきましょう!
いかがだったでしょうか?
他の受験生より1歩でも最終合格に近づく為、今のうちからできることをやっておきましょう!
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