東京アカデミー大分校
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皆さんこんにちは。
6月13日に文部科学省HPにて、「不登校に関する調査研究協力者会議(令和3年度)」通知・報告書(令和4年6月)が出されました。
〇不登校に関する現状と実態把握のために行われた2つの調査
令和2年度問題行動等調査では、不登校者数は調査開始以降最大になっていること、それについてはコロナの影響もあったと考えられることの他に、学校内・外いずれの機関においても相談・指導を受けていない児童生徒がおよそ三分の一いることが分かりました。
不登校児童生徒本人・保護者へのアンケート調査では、学校に行きにくいと感じるようになったきっかけについて「先生のこと」「身体の不調」「生活リズムの乱れ」「友達のこと」がそれぞれ3割を占め、不登校児童生徒の背景・支援ニーズの多様さが結果として表れています。
以上の現状・実態より「個々の不登校児童生徒の状況を適切に把握し、多様な支援を実施することが必要」として実施すべき施策の方向性(4つ)が示されています。
この施策の方向性とともに
・登校という結果のみを目標とせず社会的自立を図ること
・状況によっては休養が必要、学校に行けなくても悲観する必要はなく様々な教育機会を活用すべき
という「不登校」の考え方をしっかり押さえておいてください。
2021年九州の教員採用試験の面接試験では不登校に関して、以下のような質問がありました。
・欠席が続く児童の支援について(大分県二次試験など)
・不登校の生徒をどのように指導するか(大分県三次試験など)
・不登校の原因にいじめがあるとき、どのように指導するか。(大分県三次試験など)
・不登校の子どもの保護者に対してどのような対応をするか。(福岡県二次試験など)
・不登校をなくすためにはどうすればよいか。(佐賀県二次試験など)
・不登校の生徒の支援について、担任と意見が合わなかったらどのように対応するか。(熊本県二次試験・養護教諭)
(上記に限らず、九州どの自治体でも出題可能性は大いにあります。)
それぞれの質問に対して一度自分の考え方をまとめてみてはいかがでしょうか?
ご質問等あればお気軽にお問い合わせください。
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