東京アカデミー岡山校
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こんにちは。
公務員試験対策の予備校 東京アカデミー岡山校です。
今回は交通政策についての出題予想をお伝えします。高齢者が運転免許を自主返納する動きは広がっているものの、悲惨な事故は後を絶ちません。公共交通機関の利便性を高めることや、運転免許を自主返納した方への支援策などを充実させることが、今後ますます必要になってくるでしょう。また、携帯電話使用等の罰則等を引き上げた改正道路交通法が令和元年12月に施行されたことや、交通指導取締り等の推進により、携帯電話使用等に起因する交通事故について、令和2年は大幅に減少しましたが、令和3年は対前年比で増加しました。自転車のながらスマホによる交通事故の件数も年々増える傾向にあります。公共交通の政策を行政がどのように取り組んでいくのかについては、今後も重要な課題となります。
論作文試験で出題される傾向が高く、下記3点を押さえた解答が求められます。
1. 背景の理解:・少子化による人口減少に伴うタクシーやバス利用の減少
・高齢化や若者の車離れなど、公共交通機関の需要は高まっている
2. LRT、デマンド交通など新たな都市交通施策の特徴と効果を理解する
3. 公共交通網の維持や生活の足の確保において行政ができることは何か。
①高齢者が運転免許を自主返納する動きは広がっているものの、令和2年末の75歳以上の運転免許保有者数は833万2177人でしたので、減少には至っておりません。改正道路交通法が令和4年5月13日に施行され,運転技能検査が義務化されるなど,高齢者講習制度が変わりました。
②令和3年中の携帯電話使用等に係る交通事故件数は、1,394件(前年1,283件)で、カーナビ等を注視したことに起因する交通事故が666件と最も多く、次いで携帯電話の画像目的使用が651件となっています。また、携帯電話使用等の場合には、使用なしと比較して死亡事故率が約1.9倍と上がります。
■論作文試験(出題予想)
少子・高齢化の進展に伴い、公共交通を取り巻く環境は急激に変化しています。このような環境の変化が公共交通に及ぼす影響を考察したうえで、公共交通が今後も「市民の足」としての役割を果たしていくためには、行政としてどのような取り組みを行うべきか、あなたの考えを述べなさい。
■下記の点を押さえた内容を盛り込む
・交通事業とまちづくりが連携した総合的な交通施策を展開する。
・進展する少子・超高齢化社会への対応、交通渋滞の緩和、交通に起因する環境負荷の低減等のため、過度に自家用車利用に依存することなく、徒歩、自転車、公共交通等の各モードが連携する。
・電動バス、電気自動車、超小型モビリティの活用をはじめ、LRTやバス走行空間の整備、交通結節点の改善、公共交通機関の利用促進や徒歩・自転車による移動環境の整備等を実施。
・公共交通を軸とした歩いて暮らせるコンパクトなまちづくりを実現
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