東京アカデミー難波教室
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こんにちは、東京アカデミー難波校の教員採用試験担当です。
いよいよ昨日6/18(土)の高知県を皮切りに、本日6/19(日)の北海道・札幌市、鳥取県と2022年夏の教員採用試験がスタートしていきました。
関西地区も来週からとなりましたが、上記の3自治体は関西会場でも受験できましたので、併願された方も多かったのではないでしょうか。
併願受験された方は、試験後にもう一度見直して、解答できなかった問題やあいまいだった内容などはしっかりと確認しておきましょう。
(北海道・札幌市を受験された方は、本日6/19(日)19:00より北海道・札幌市解答速報会を実施しますのでぜひご参加ください。)
高知県はここ2年間、新型コロナウイルス対策として教養試験が実施されていませんでしたので、問題作成者の方は出題したい時事問題が多かったのではないでしょうか(笑)。
まずは
【問12】2021(令和3)年3月改訂版「学習者用デジタル教科書の効果的な活用の在り方等に関するガイドライン」からの問題です。
5つの文より誤っているものを選べというものでしたが、「学習者用デジタル教科書は無料給与されるのか」という点がポイントとなっています。
学習者用デジタル教科書の制度の概要や定義をきちんと理解しておかないといけない問題といえます。
(併せて2021(令和3)年6月の「デジタル教科書の今後の在り方等に関する検討会議(第一次報告)」の内容についても確認しておきましょう。)
また、【問19】では、2021(令和3)年6月に公表された「障害のある子供の教育支援の手引~子供一人一人の教育的ニーズを踏まえた学びの充実に向けて~」から第1編の一部の文中の語句の組み合わせを選ぶ問題が出ています。これは2013(平成25)年10月に作成された「教育支援資料」が改訂されたものですが、
「一貫した教育支援」・「インクルーシブ教育システム」・「バリアフリー(法)」・「ユニバーサルデザイン」という語句を選択させる問題でした。
【問23】では次の文のような状況
・障がいや病気のある家族に代わり、家事をしている。
・家族に代わり幼いきょうだいの世話をしている。
・家計を支えるために労働をして障がいや病気のある家族を助けている。
など<一部改>にある子どもたちの名称として正しいものを選ぶ問題として、「ヤングケアラー」が問われています。
また、
【問25】2021(令和3)年3月の「人権教育を取り巻く諸情勢について~人権教育の指導方法等の在り方について〔第三次とりまとめ〕策定以降の補足資料~」
【問27】2021(令和3)年1月の「『令和の日本型学校教育』の構築を目指して~全ての子供たちの可能性を引き出す,個別最適な学びと,協働的な学びの実現~(答申)」
【問28】2019(令和元)年12月の「教育の情報化に関する手引」
のそれぞれ一部から正しい語句の組み合わせを選ぶものが出題されています。
さらに、
【問31】では、「デジタル庁が推進するDX( )」は、として、デジタル・トランスフォーメーションという語句を選ばせる問題、
【問32】では、2021(令和3)年4月1日に施行された、公立小学校の学級編成を35人に引き下げることについての「公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律の一部を改正する法律」についてその法律名を選択させる問題や、
ご当地問題としても、
【問26】2021(令和3)年3月高知県教育委員会「人権教育指導資料(学校教育編)「Let's feel じんけん~気付きから行動へ~ 実践・指導事例集」、
【問37~40】2022(令和4)年3月の「第3期高知県教育振興基本計画(第2次改訂版)」から基本理念が問われていますので、
ご自身が受験される自治体の人権教育・特別支援教育に関する教育施策や教育振興基本計画は必ず見ておきましょう。
しかも、【問26】は【問8】と併せて新型コロナウイルス関連でもあります。
(【問8】については、東京アカデミー大阪校の2022.2.3のブログ「休校の判断をするのは?ニュースから教採対策」でも詳しく触れている『学校保健安全法19条』の感染症による出席停止をさせる権限をもつのは?という内容がそのまま出題されています。)
また社会時事としては、
【問33】2022(令和4)年4月1日から施行された成年年齢を18歳に引き下げることになった法律として「民法」を選択させる問題、
【問34】2021年7月に新たに世界文化遺産に登録された資産から「北海道・北東北の縄文遺跡群」(2021年7月はもう一つありますので併せてみておきましょう!)、
【問35】では、2020年1月17日に千葉セクション(地磁気逆転地層)が前期~中期更新世地質年代境界の国際境界模式層断面とポイント(GSSP)に決定したことを受け、新生代第四紀更新世中期の地質年代の名称「チバニアン」、
【問36】2021年に真鍋淑郎氏が受賞したノーベル賞の「物理学賞」
を選ばせる問題が出題されています。
時事だけでも盛りだくさんでしたが、これから受験される方はぜひご参考にしてください。
※通学講座受講生の方で試験問題の閲覧・コピーをご希望の方は事務局にてお申し出てください。
・2022受験 大阪教養試験 解答速報会 6/25(土)試験当日~
・2022受験 2次(3次)試験対策 7月下旬~8月実施