東京アカデミー京都校
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みなさん、こんにちは。
東京アカデミー京都校教員採用試験担当の井手です🌂
今回は、学校安全についてご紹介いたします。
学校安全については、最近ですと「第3次学校安全の推進に関する計画」令和4年3月25日に閣議決定されましたがご存じでしたか?
また、平成29年3月に策定されました、「第2次学校安全の推進に関する計画」は、例年各自治体の本試験での出題が見られます。
今回は、学校安全に関する内容として「学校の「危機管理マニュアル等」の評価・見直しガイドライン」(令和3年6月)についてご紹介します!
学校の「危機管理マニュアル」等の評価・見直しガイドライン 令和3年6月
これまで出されていた「学校防災マニュアル(地震・津波災害)作成の手引き」(平成24年3月)、「学校事故対応に関する指針」(平成28年3月)、「学校の危機管理マニュアル作成の手引」(平成30年2月)「「生きる力」をはぐくむ学校での安全教育」(平成31年3月)で記載されている内容やその考え方を踏襲しつつ、各資料の記載事項を統合・再整理する形で、学校保健安全法第29条に規定される「危険等発生時対処要項」(危機管理マニュアル)に求められる事項を整理したものとして、まとめられました。
学校防災マニュアルの作成、見直しや改善を行う際の留意点や手順、各種資料等を示し、各学校の地域特性や児童生徒等の実態に応じた学校防災マニュアルを整備・充実するための手引きとしてまとめられました。
学校における事故の発生を未然に防ぐとともに、学校の管理下で発生した事故に対し、学校及び学校の設置者が適切な対応を図るため、
文部科学省に設けられた有識者会議において検討を行い、平成28年3月に取りまとめられました。
近年の学校や児童生徒等を取り巻く様々な安全上の課題や、「学校事故対応に 関する指針」(平成28年3月)、
「第2次学校安全の推進に関する計画」(平成29年3月閣議決定)等を踏まえ、大幅に追記して改訂し、作成したものです。
学校保健安全法により全ての学校において、危険等が発生 した際に教職員が円滑かつ的確な対応を図るため作成が義務付けられています。
今回は、学校安全に関する答申などではなく、ガイドラインについてご紹介させていただきましたので、ガイドラインに関する問題が
どのように本試験で出題されているかをご紹介します。
2021年夏実施の試験では、全国で下記のようなガイドラインからの出題がありました。
・「いじめの重大事態の調査に関するガイドライン」(文部科学省 平成 29 年 3 月)
・「発達障害を含む障害のある幼児児童生徒に対する教育支援体制整備ガイドライン」
(平成29 年3 月文部科学省)
・「学習者用デジタル教科書の効果的な活用の在り方等に関するガイドライン」(平成30 年12 月 文部科学省)
・「公立学校の教師の勤務時間の上限に関するガイドライン」(平成31 年1 月策定)
「学習者用デジタル教科書の効果的な活用の在り方等に関するガイドライン」からは、新学習指導要領におけるICT活用の在り方についての
穴埋め問題が出題されました。
その他のガイドラインからは、具体的な対応法を選択する問題や、事例を用いた問題が出題されました。
今回ご紹介しました、「学校の「危機管理マニュアル」等の評価・見直しガイドライン」でも、熱中症発生時・食物アレルギー発生時・登下校時の不審者事案・地震発生時などの具体的な対応法についてや事例を用いた問題の出題が予想されるので、
以上の資料には、目を通しておきましょう👀