東京アカデミー札幌校
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こんにちは。教員採用試験担当の高久です。
金曜日に北海道・札幌市の1検査合格発表がありました。
1次検査を合格された方は引き続き2次検査の対策が必要になります。
今年は昨年より2次検査の日程が早まっていますので、合格された方は今、必死に2次検査の準備をされている時期かと思います。
今回は、2次検査前に確認しておいて頂きたい「北海道」の教育行政執行方針(令和4年版)
について、昨年度との変更点をお伝え致します。
参考)教育行政執行方針(令和4年2月) - 教育庁総務政策局教育政策課 (hokkaido.lg.jp)
令和3年度と比較すると、ICT活用のサポート体制、特別支援教育の具体的措置について等の変更点も挙げられますが、今回取り上げるのが高校教育においての
「教科等横断的な学習」(P3)という内容についてです。
これは令和3年度版には表記がありませんでした。
教科等横断的な学習とは簡単にまとめると異なった科目で同じようなテーマを関連付けて学習していくことです。その中でワードとして出てくるのが「STEAM教育」となります。言葉の意味等知らない方はぜひ確認しておいてください。
参考)STEAM教育等の教科等横断的な学習:文部科学省 (mext.go.jp)
上記は、理数教育(探究)+創造教育(創造)に軸を置いた教育理念となります。
つまり、従来の知識を詰め込むだけの教育ではなく、主体的に学び創造する力を身に付ける学びを目指しています。
北海道は新学習指導要領に則った上記の学びに関して、昨年度には記載がなかった一文を今年は付け加えていますので、そこに力を入れていこうという意思が伝わりますね。
特に高校の教員を目指す皆様はどのように生徒の主体性と創造性を引き出す「探究」を授業に盛り込むか、ということが課題となりそうです。現時点では教員ではなくても、教員を志すうえではやはりそのようなことに意識を向けておくことは大事になります。
北海道受験者はぜひ、上記内容が今年付け加えられたということを念頭にどのように回答に盛り込むか等も考えてみてください。