東京アカデミー松山校
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こんにちは、教員採用試験対策の予備校、東京アカデミー松山校の教員採用試験対策担当の高橋です。
今日のテーマはこちらです。
文部科学省のHPに、
養護教諭及び栄養教諭の資質能力の向上に関する調査研究協力者会議(第2回)で配布された資料が公開されていました。
この資料はまだ、会議段階のもので、報告でも通知でも答申でもありませんが、
今後の養護・栄養教諭に求められている姿がとても分かりやすく示されていますのでご紹介します。
○ これまでの中央教育審議会の答申等において指摘されているように、養護教諭には、学校保健を推進するために、学校における多様な職種と連携しながらコーディネータとしての役割が求められている。
○ これまでは、養護教諭の役割として、心身の健康に問題のある児童生徒等の健康の増進に着目されていたが、これからは、健康な児童生徒等の健康の保持にも重点を置くべき。
◇ 時代の変化に伴い、栄養教諭の在り方が揺らぎ始めていると危機感を抱いている。栄養教諭自身が、児童生徒等の健康に関わる大事な職であることを自覚するとともに、学校全体でもその認識を高めていくべき。
◇ 児童生徒等の現在及び将来の健康に大きく関わる重要な役割を有しているはずの栄養教諭について、その役割の周知・浸透が図られていない。
◇ 栄養教諭の役割について学校現場に浸透していない。栄養教諭自身も分かっていないのではないか。理解していたとしても、その役割を果たしていなくても誰からも何も言われないことに問題がある。
◇ 栄養教諭のコミュニケーションスキルと、学校という組織の中でのコミュニケーションの体制の双方に課題がある。栄養教諭が、学校の中で自らの職務や役割について発信できるようにするべき。
などの意見がまとめられておりました。
今年の面接試験に非常に活用できる内容だと思いますので参考にしてください。
また、ICT を活用した管理業務の効率化や、 ICT の積極的な活用により本来担うべき業務への注力化を推進すべきとの意見もまとめられていますから
2022年夏の試験で合格を目指される養護教諭、栄養教諭の方は、
ぜひICT活用についての意見や具体的活用方法をまとめておくとよいと思います。
●あなたは、「GIGAスクール構想」のメリットと課題をどのように考えますか。
●あなたは、養護教諭or栄養教諭として、日々の業務にどのようにICTを活用していきたいですか?
●あなた(養護教諭)は、一人一台端末の利活用に伴う課題は何だと考えていますか?
●あなた(養護教諭)は、ICTを活用した学校保健活動にどのように取り組んでいきますか? など。
仮に今、ICT活用に苦手意識を感じていても、積極的に活用する、知識不足は研修等に積極的に参加する、などといった自主的・主体的な意見が重要になります。
これを2022年夏の人物試験対策重要ポイントとして押さえて準備しておいてはいかがでしょうか。