東京アカデミー京都校
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本日は、第111回の「疾病の成り立ちと回復の促進」の過去問題を振り返ります✨
「疾病の成り立ちと回復の促進」は、全科目の中で正答率が最も低い科目です。
病理学、薬理学、微生物学の範囲から出題されますが、今年度も例年同様、病理学中心の出題となりました。
また、看護師国家試験における病理学では、細胞診断に関するものはほとんど出題されず、疾患の理解、経過、検査、治療に関する問題が中心です。
では早速過去問をみてみましょう。
〔午前問題 29〕 皮膚筋炎の皮膚症状はどれか。(正答率35.9%)
1 .環状紅斑
2 .蝶形紅斑
3 .ディスコイド疹
4 .ヘリオトロープ疹
―ちょこっとヒント―
皮膚筋炎〈DM〉は、膠原病に属する疾患です。炎症性筋疾患という分類に入り、特徴的な皮膚症状がみとめられます。好発年齢は、小児期と、40 ~ 60 歳とされています。
小児期には男女差はありませんが、成人例では、1:2 とやや女性に多くなっています。
さて、みなさん、いかがでしょうか。
正解は 4です。
ヘリオトロープ疹は眼瞼の紫紅色の紅斑をいい、皮膚筋炎の典型的皮疹です。そのほかの皮膚症状として、手指の関節背側にみとめられる落屑を伴う丘疹様の紅斑(ゴットロン丘疹)、膝・肘・頸部・顔面の紅斑などがみられます。
カタカナ所見を問う設問は、疾病では多くみられます。しっかりと確認しておきましょう。
また、新出題基準では「基礎医学における体系との整合性を踏まえ、全身の感染性疾患、皮膚機能に関する項目」が新設されました。
上記のような「皮膚」症状が乗じる疾病は要チェックですね!
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いかがでしたか?次回は、7/15(金)となります。次回の“ 何が出た③”シリーズでは、「基礎看護学」を振り返ります👀次回もぜひチェックしてみてください!
それではまたお会いしましょう☺