東京アカデミー京都校
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みなさん、こんにちは。
東京アカデミー京都校教員採用試験担当の井手です☔
今回は、前回ご紹介しました「学校の「危機管理マニュアル」等の評価・見直しガイドライン」(令和3年6月)で
出題の予想される内容について詳しくご紹介致します。
学校管理下での熱中症事故は、ほとんどが体育やスポーツ活動によるものですが、屋内で の授業中、登下校中においても発生しています。
また、それほど高くない気温(25~30℃) でも湿度が高い場合に発生することがあり、注意が必要です。
また、熱中症は迅速・適切な対応をしなければ死に直結することもある疾病です。このため、その兆候となる症状が現れた場合には、迅速・的確な対応を取らなければなりません。
★熱中症発生時の対応例
・意識障害の有無の確認→有の場合、119番通報→病院へ!
・涼しい室内への避難
・水分摂取ができるか確認→できない場合、病院へ!
・症状改善の有無の確認→改善しない場合、病院へ!
学校生活の様々な場面で、アレルギー疾患により緊急の対応を要する症状が現れる場合があります。
特にアナフィラキシーは非常に短時間のうちに重篤な状態に至ることがあり、迅速かつ適切な対応が求められます。いざというときに、誰が発見者になった場合でも適切な対応が取れるようにするため、エピペン®の使い方など、日頃から実践的な研修や訓練を実施し、学校全体として取り組む体制を構築する必要があります。
★食物アレルギー発生時の対応例
・発見したら、子どもから離れず観察・助けを呼ぶ
・緊急性の高いアレルギー症状があるか、5分以内に判断し、症状が一つでもあれば・・・
→・119番通報・ただちにエピペンを使用・その場で安静にする
・呼びかけに反応がなく、呼吸がなければ心配蘇生を行う
地震発生時には、以下のように段階的な避難行動を取ることが必要となります。
・地震感知(揺れを感知、緊急地震速報を受信)と同時に身の安全を確保する「一次避難」
・その後、校内のより安全な場所(校庭等)へ避難する「二次避難」
・津波や延焼火災その他の二次災害の危険が学校に迫った場合に校外の安全な場所へ避難す る「三次避難」
★地震発生時の対応例
・「落ちてこない・倒れてこない・移動してこない」場所で安全確保
・揺れがおさまったら避難誘導→安全確認
・事故災害対策本部設置→本部長・副本部長の指示により、役割分担に従って対応
今回ご紹介した事例以外にも、学校では様々な事故・傷病・災害時の対応が求められます。
「学校の「危機管理マニュアル」等の評価・見直しガイドライン」は、教師として働く上でも重要ですので必ず目を通しておきましょう👀