東京アカデミー大阪校
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こんにちは。
東京アカデミー大阪校の教員採用試験担当の各務です。
6/25(土)には、大阪府・大阪府豊能地区・大阪市・堺市の教養試験がありました。
来年以降の受験を考えている皆さんは、もう解いてみましたか?
まだという方は、見てみてくださいね。
▶令和5年度大阪府教員採用選考テスト 第1次筆答テスト問題
(大阪府・大阪府豊能地区・大阪市・堺市とも筆記は共通)
さて、今日は大阪府下の教員を目指す方に知っておいて欲しい「教職教養の大阪型出題スタイル」を紹介します。
これを知っておかなければ、闇雲に勉強しても、大阪では点が取れないかもしれません💦
これから学習をスタートする方は、ぜひ読んでください。
次の各文のうち、「生徒指導リーフ増刊号 いじめのない学校づくり3-基本方針を実効化する対策組織の構成と運用-」(令和3年7月 文部科学省国立教育政策研究所生徒指導・進路指導研究センター)の中の、「対策組織」(いじめ防止対策推進法第22条に規定する学校におけるいじめの防止等の対策のための組織をいう。)に関する記述内容として誤っているものはどれか。1~5から一つ選べ。
この問題文を読んで、「チェックしていない資料が出た!」と焦った方もいるのでは!?。
しかし、この問題では分かりやすくヒントを出してくれています。(上述、緑箇所)
では、誤りの選択肢である肢4も見てみましょう。
4 迅速かつ確実に対応するため、「対策組織」のメンバーには、心理、福祉等に関する専門的な知識を有する者等は含めず、校長をはじめとする管理職、生徒指導に関わりの深い生徒指導主事、生徒指導主任や養護教諭など、一部の学校関係者のみで構成することが合理的で望ましい。
「いじめ防止対策推進法22条」と照らすとおかしいことが分かりますね。
この問題は、出典は「生徒指導リーフ増刊号」ですが、実は「いじめ防止対策推進法22条」をきちんと理解しているのかを問う問題でした。
「いじめ防止対策推進法」22条は昨年も出題されているので、その内容も見てみましょう。
次の各文は、いじめ防止対策推進法の条文または条文の一部である。空欄A~Cに、あとのア~カのいずれかの語句を入れてこれらの条文または条文の一部を完成させる場合、正しい組合せはどれか。1~5から一つ選べ。
第二十二条 学校は、当該学校におけるいじめの防止等に関する措置を実効的に行うため、当該学校の複数の教職員、心理、福祉等に関する専門的な知識を有する者その他の関係者により構成される( C )を置くものとする。
空欄Cに入るのは「いじめの防止等の対策のための組織」です。
今年の試験では更に踏み込み、≪「いじめの防止等の対策のための組織」の中身を本当に分かっている?≫というところが問われたのですね。
大阪府下の教職教養試験では、丸暗記では対応できない「内容を深く理解しているのか」を問う出題があることが分かりました。
これらについては、 東京アカデミーの大阪対策受講生は、1~3月の講義で大阪過去問を演習しました(上記の2021年問1も取扱い)。
穴埋め箇所の暗記ではなく、オリジナルテキスト「大阪教職資料集(非売品)」で、いじめ防止対策推進法の重要条文について具体例も紹介しながら解説を聞いていただいたので、“誤りにすぐに気づけた!”という声を聞きけました!
東京アカデミーでは、重要事項の単なるチェック・暗記の講義に留まらず、本質を理解する講義を行うことに重点を置いています! これから大阪の対策を始めるという方は、予備校を利用する方も、独学の方も、内容を深く理解する学習で高得点を目指しましょう!
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