主体的・対話的で深い学び

こんにちは。教員採用試験の予備校＝東京アカデミーの吉崎です。
本日は「主体的・対話的で深い学び」についてご説明いたします。

 

「主体的・対話的で深い学び」は、2017・2018（平成29・30）年告示小学校・中学校・高等学校学習指導要領において明記されたもので、教員が、子供たちに求められる資質・能力を育むために必要な学びの在り方を絶え間なく考え、授業の工夫・改善を重ねていくための基本的な視点です。

　その上で、「主体的・対話的で深い学び」の実現とは、以下の視点に立った授業改善を行なうことで、学校教育における質の高い学びを実現し、学習内容を深く理解し、資質・能力を身につけ、生涯にわたって能動的（アクティブ）に学び続けるようにすることです。

 

◇学ぶことに興味や関心を持ち、自己のキャリア形成の方向性と関連付けながら、見通しを持って粘り強く取り組み、自己の学習活動を振り返って次につなげる「主体的な学び」が実現できているか。

 

◇子供同士の協働、教職員や地域の人との対話、先哲の考え方を手掛かりに考えること等を通じ、自己の考えを広げ深める「対話的な学び」が実現できているか。

 

◇習得・活用・探求という学びの過程の中で、各教科の特質に応じた「見方・考え方」を働かせながら、知識を相互に関連付けてより深く理解したり、情報を精査して考えを形成したり、問題を見出して解決策を考えたり、思いや考えを基に創造したりすることに向かう「深い学び」が実現できているか。

 

　上記を踏まえ、これからの教員には「主体的・対話的で深い学び」を実現するための授業改善や教材研究、学習評価の改善・充実などに必要な力等が求められます。そうなると当然、採用試験においても筆記試験はもとより、実技試験、模擬授業や指導案作成など、様々な選考内容を通じて、これらの資質・能力が評価されますので、しっかりと「主体的・対話的で深い学び」について、理解しておきましょう。

 

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