東京アカデミー京都校
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みなさん、こんにちは。
東京アカデミー京都校教員採用試験担当の井手です🍑
今回は、昨年度の本試験(2021年夏実施)でも複数の自治体で出題があり、教師になってからも必要となる知識の一つである
児童生徒の自殺予防についてご紹介します。
18歳以下の自殺は、学校の長期休業明けにかけて増加する傾向があると自殺対策白書(厚生労働省)の資料でも指摘されています。
このことを踏まえ、以下のような取組を学校が保護者・地域住民・関係機関等と連携の上、長期休業の開始前から長期休業明けの時期にかけて実施することが考えられます。
・長期休業の開始前からアンケート調査、教育相談等を実施し、悩みや困難を抱える児童生徒の早期発見に努める
・きめ細やかな健康観察や健康相談の実施等により、児童生徒の状況を的確に把握し、スクールカウンセラー等による支援を行うなど、心の健康問題に適切に対応する
・学校が把握した悩みや困難を抱える児童生徒や、いじめを受けた又は不登校となっている児童生徒等については、長期休業期間中においても、全校(学年)登校日、部活動等の機会を捉え、又は保護者への連絡、家庭訪問等により継続的に様子を確認する
・保護者に対して、長期休業期間中の家庭における児童生徒の見守りを行うよう促す
・保護者が把握した児童生徒の悩みや変化については、積極的に学校に相談するよう、学校の相談窓口を周知しておく
・長期休業明けの前後において、学校として、保護者、地域住民の参画や、関係機関等と連携の上、学校における児童生徒への見守り活動を強化する
・学校外における見守り活動については、教育委員会等において、学校、警察等関係機関、地域の連携を一層強化する体制を構築し、取組を実施する
・長期休業明けの前後において、平常時よりも実施頻度を上げるなどしてネットパトロールを集中的に実施する
・自殺をほのめかす等の書き込みを発見した場合は、即時に警察に連絡・相談・するなどして当該書き込みを行った児童生徒を特定し、
当該児童生徒の生命又は身体の安全を確保する
自殺予防の内容については、過去に下記のような問題が出題されました。
今回ご紹介した児童生徒の自殺予防に関する内容は、教師になってからも必要なことですので、必ず下記資料には目を通しておきましょう👀
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