東京アカデミー京都校
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みなさん、こんにちは。
東京アカデミー京都校教員採用試験担当です
1次試験も終わり、2次試験まで約1ヶ月となりましたが、2次試験の対策は進んでいますでしょうか?
今回は、京都市の2次試験で実施される集団討論のポイントについてご紹介します。
問題を試験官が読み上げ、2~3分構想→司会者(立候補制)を決めて討論スタート→最後に意見をまとめる
・協調性
→他の受験者の意見に耳を傾ける、異なる意見も受け止める姿勢
集団討論は、勝ち負けをつけるディベートではなく、グループの人との「話し合い」を進めるものです。他の人の意見をしっかり聞き、それを踏まえて自分の考えを伝えましょう。同じグループの受験者はライバルではなく、仲間です。グループとしての評価を上げることができるように話し合いを進めていきましょう。
・社会性
→臨機応変な対応、討論への積極的な参加
思っていなかった方向に話が進んだ時など、焦ることなく落ち着いて対応できるようにしましょう。
・説得力
→体験談や事例を踏まえた発言、根拠の提示
確かな知識や根拠を持って発言しましょう。
京都市では、具体的な場面が想定されたテーマでの集団討論です。このような集団討論では、答申を読んで知識を身に付けているだけでは、対応できません。
実際に集団討論の練習を繰り返していくことによって、力が身につきます。
東京アカデミー京都校では、7/29から講義編として、面接や、模擬授業、集団討論などのポイント解説を実施します。(自治体に特化しているわけではございません)
8月には、各自治体の2次試験に沿って、模擬授業を実践形式で実施いたします。実際に授業をしていただき、講師がそれぞれの受講者に対してアドバイスをさせていただきます。一人ではなかなか客観的な視点で評価することは難しいので、是非この機会に自身の授業やアピールを見直してみませんか。
詳細は下記をご確認ください。
京都市で昨年出題された集団討論のテーマの一例は下記の通りですので、京都市を受験される方は参考にしてください👀
(小学校)
A教諭は3年1組(28人学級)の担任です。また、今年度の新規採用教員で初めての学級担任です。昨年度から生徒指導上気にかかるB児がいます。B児はやや多動で、隣に座った児童の鉛筆や消しゴムが気になり触ってみたり、挙手した際に指名されなかったりするとやる気をなくし独り言を言ったりするなどの状況が目立つ児童です。2年生の時には、席替えの際には同じ班になりたくない、特に隣に座りたくないとかなりの児童が思っている状況がありました。その情報をもとに、A教諭は定期的に席替えをする必要性を感じていました。
想定していたようにB児との関係でのトラブルが続きました。5月に入り、連休明けに席替えを行いました。数日後、B児の隣になったC児の母親からA教諭に連絡がありました。B児が勝手に鉛筆を取り上げたり、いやなことを言ったり、集中しているときに邪魔をしたりするので、B児の隣はいやだと言っている。このままでは学校に行かせられないという内容でした。A教諭はとりあえず時間をいただいた上でしっかりと対応しますと答えました。新しい週になり、A教諭は席替えをすることにしました。ほっとする表情の子どもに対して、早すぎる席替えに不満な顔をする子どもたちも多くみられました。
その放課後、D児の保護者から連絡が入りました。短期間で席替えがあったがどういうことか、B児とは同じ班ではないがまた隣の席になった。何とかしてほしいという内容でした。あなたがA教諭だったら、この事例をどう受けとめ、解決していきますか。なぜこのような状況になったのか、どう対応すればよかったのか、今後どう取り組んでいくのかを考え、議論を深めなさい。
(中学校)
A教諭は、中学1年生の学級担任である。元気に登校していたBさんが体育大会練習後3日間続けて欠席した。A教諭が家庭訪問に行くと、Bさんは「学級の人が、自分が出場すると負けると陰口を言っていた。もう学校へは行きたくない」と話した。保護者は「子どもが学校に行けるようにしてください。でも、陰口を言った生徒たちに、子どもが話したと言わないでほしい」と訴えた。
あなたがA教諭なら、こうした状況をどのように捉え、また解決策をどのように考えるか。具体的な意見を出し合い、討議を深めなさい。
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