東京アカデミー金沢校
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皆さん、こんにちは。
東京アカデミー金沢校の公務員担当です。
今回は、令和4年の国家一般職試験の難易度をご紹介していこうと思います!
長くなってしまいますが、是非最後まで目を通していただけると嬉しいです😭
そして、来年公務員試験を受験される方の参考になれば幸いです。
現時点では国家一般職を考えていなくても、今後併願で受験するからと説明会等でお話を聞いて志望度があがったという例は
今までの受講生でも多くいらっしゃったので、ぜひぜひご覧ください。
ちなみに余談なのですが・・
国家公務員は「スペシャリスト」、地方公務員は「ゼネラリスト」と言われています。県庁や市役所職員は、異動のたび仕事内容ががらりと変わります。
例えば、観光に関する部署、福祉に関する部署、農業や環境に関する部署など様々な業種の部署間を異動するため、転職する感覚に近いかもしれません。
それとは違い、国家公務員は「スペシャリスト」なので基本採用になった官庁で扱っている業種を専門的に行います。
例えば農政局に採用になった場合は、農業や食に関するお仕事を極めていきます。
色々な業種を行っていきたいなら地方公務員ですし、専門的にお仕事をしていきたいなら国家公務員です。
こちらも今後志望度を考えていくうえで参考にしてみてください!
出題は、昨年と同様、内容把握(内容合致)4問、文章整序1問、空欄補充1問の計6問で、出題文は、一問以外は易化していました。
難易度は昨年と同様で、標準的なレベルです。出題傾向についても内容合致3問、文章整序1問、空欄補充1問と変化はありませんでした。
出題分野については毎年、「科学・生態」に関する文章は必ず出題されているが、その他は年度によって様々。速読力をつけていれば十分に対応できる内容です。
例年通り6問の出題で、ほぼ毎年出題されていた「論理」分野の出題がなかったのが異例。
対応関係・組分けと、順序と対応の融合問題が出題されていましたが、初級レベルの基本問題でした。
順序と位置の融合問題が2問出題されていましたが、どちらも標準レベル。今年出題されなかった「論理」も含め、頻出分野の標準レベルを確実に解けるようにしておきましょう。
例年通り5問の出題でした。「場合の数・確率」は毎年出題されており、今年も一問出題され初級レベルの基本問題でした。
もちろん標準レベルの問題も出題されており、昨年は判断推理の要素を含む問題が多かったが、昨年よりは易しくなった。
各分野の標準レベルの問題を確実に解けるようにしておきましょう。
民間企業による宇宙旅行事業、衛星測位システム、IoT、スーパーコンピューターといった科学技術に関する問題、
幼児教育・保育の無償化、GIGAスクール構想、学習指導要領の改訂といった教育に関する問題、
シェアリングエコノミー、巣ごもり消費、特定商取引法の改正など社会に関する様々な問題が出題されました。
過去5年間の出題傾向としては、テーマ別では科学技術、教育、医療が多いといえ、細かいところまで出題される場合もあるため、
対策としては、常日頃から新聞などをよく読み、社会の動向に精通しておくことに尽きます。
2問出題されたが、いずれもかなり基本的な論点が問われており、正誤の判断が容易なことから、
確実に得点したいところ。難易度はここ数年、易化傾向にあったが、さらに易化したといえます。
出題数は昨年と同じ1問のみでした。経済制度や経済事情の内容が問われやすいため総合的な知識を身につけておきましょう。
今年も昨年と同様、ほぼ基礎的知識を広く問う内容の出題であり、難易度は大きく変化しなかったものと思われます。
今年、奴隷的拘束・意に反する苦役からの自由(憲法18条)に関する出題がなされるなど、一部でマイナー分野の出題もされていることに注意が必要です。
判例の詳細な部分まで問題文に記載されていることがあるため、安心して本試験に臨みたい受験生は、
最高裁判所のHPなどであらかじめ全文を一読しておけばよいものと思われます。
今年も昨年と同様、行政法の重要分野に関する基礎的知識を問うものであり、難易度に大きな変化はみられなかったものと考えられます。
過去5年間をみても、行政不服審査法・行政事件訴訟法・国家賠償法から2~3問、行政行為・その他の行政作用形式・行政上の強制措置・行政手続法から1~2問、
及び情報公開法・個人情報保護法から0~1問と、ほぼ出題分野は固定されています。
今年は昨年に比べ、難易度の高い問題が出題されました。
難易度の高い分野(物上代位、連帯債務、売買における売主の契約不適合責任)が出題されたことや、細かい判例知識が問われる(共有、留置権)問題が出題されたためです。
民法は年度によって難易度が大きく異なるのが、過去5年以上の傾向。まずは授業をしっかり聞いて基礎的理解をし、
その上でさらに自らテキストを読むなどして知識を補充するといった積極的な学習をしてきたか否かが、本試験の点数を大きく左右するものと思われます。
全体としての難易度は昨年より少し易化したと思われます。
過去5年間の出題分野・詳細項目をみると、消費者理論、生産者理論、不完全競争市場と、満遍なく出題されており、
出題のされ方にも工夫がなされているが、ゆっくり式を立てられれば十分対応できます。
均衡国民所得を求めさせるのは定番で、今年も2問出題されています。その他、応用的な、消費・投資・経済成長理論の出題も多いので、確実に押さえて得点につなげたいですね。
全体としての難易度は昨年より、やや易化したと感じられます。
主要科目のみのご紹介にはなりましたが、国家一般職の試験でも初級レベルの問題が出題されたり、大卒レベルの中でも易しめの問題が出たりとすべてが難問ではないのです。
国家公務員試験だからとあまりハードルをあげなくてもいいのです。
今年は、特に民法が難しかったようですが、応用レベルが求められるほど基礎知識(土台)がしっかりと定着していないといけません。どの科目においてもなのですが
まずは基礎固めをしっかり行いましょう。
また、東京アカデミーの過去問題集は教養科目でも専門科目でも基礎編と実践編とわかれているので、
基礎問題、標準問題とわかりやすくなっています。
国家一般職試験(東海・北陸エリア)では、合格ボーダーは教養試験6割、専門試験7割です。どちらも40問なので、教養24点、専門28点を超えればOK👌
以前に石川県・金沢市のボーダーをお伝えしましたが、実はそれより一次試験を突破するボーダーは低いんです。
石川県・金沢市のボーダーについてご紹介しているブログはコチラ
その分、二次面接以外にも官庁訪問に赴いて官庁から内々定をいただいたりと大変ではありますが、まだ来年の試験まで一年弱ありますので、
今から頑張っていけば、努力をすればするほど、来年それが結果となって実を結びます。
とりあえず公務員になりたい、とだけをぼやんと考えていても、勉強のモチベーションを保つことは難しいです。
各官庁や自治体について調べて、なぜそこで働きたいのか、そこでどの仕事をやりたいのか、などを考え始めると、
自分が公務員として働いている姿を想像できて、頑張るやる気にも繋がります💪
金沢校では公務員試験対策 通学講座も実施していますので、講師による講義を受講していただくことで、学習も行いやすくなり理解度も深まります。
通学講座は2コースご用意しています!
夜間土日総合コース(教養+行政系専門科目)に関して詳しくはコチラ
土日教養コース(教養科目)に関して詳しくはコチラ
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