東京アカデミー札幌校
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北海道・札幌市教員合格を目指される皆様こんにちは。東京アカデミー札幌校で教員採用を担当しております中村です。
先日まで実施しておりました弊社札幌校「WEB採点会」につきまして、2022年度北海道・札幌市教員採用試験を受検された1,074名もの方にご参加頂き、教養試験の平均点や各設問の選択率など様々なデータを収集することができました。誠にありがとうございました。
集計されたデータより、2023年度北海道・札幌市教員採用試験の受検を目指す方へ、対策にお役立ていただける情報を一部ご紹介したいと思います。
①平均点の大幅低下
教養試験の問題の難易度は弊社分析では昨年度より「やや難」程度でしたが、2022年度の平均点「21.8点(40問中)」という結果は、2021年度の平均点「28.7点(40問中)」よりも約7点も低下しています。
教育原理(14問)で得点できずに伸びなかった…という方もいたのではないでしょうか。得点できなかった要因に次のことが挙げられます。
②正解ではないのに約6割が選んだ選択肢
【問題】児童生徒の(空欄)に応じて、それぞれの可能性を伸ばせるよう、本人の希望を尊重したうえで…
〔空欄の選択肢〕
ア 発達の段階
イ 才能や能力
上記の問題は「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」(令和元年 文部科学省)の「1 不登校児童生徒への支援に対する基本的な考え」の一部で、空欄に当てはまるのはどちらだと思いますか?です。
正解は「イ」です。しかしWEB採点会参加者の約6割の方が、正解ではない選択肢アを選んでいます。
ア | イ |
59.6% | 10.1% |
なぜ「ア」を選択してしまったのか…要因の一つに次のことが考えられます。
それは学習指導要領の文中に「才能や能力」という言葉は一回も記載がなく見慣れない言葉であり、
逆に「発達の段階」は49回記載があるため選択してしまったということが考えられ、「キーワードだけ覚える」という勉強方法では「ア」を選択してしまう可能性が高いということです。
北海道・札幌市教員採用試験は、「キーワードだけ覚える」だけではなく、「内容を正しく理解して覚えること」、そして「試験の傾向をしっかりと分析しておくこと」が重要です。特に現役生の方はこの点を忘れないで対策して下さい。やみくもな学習が無駄だとは言いたくありませんが、最終登録を得るには遠回りになってしまいますよ。
大学3年生・大学2年生の方へは、次のイベントをご紹介いたします。
2022年9月25日(日)開催:「北海道・札幌市教員採用試験傾向分析会 大学3年生・2年生勉強法セミナー」
イベントでは試験の傾向や分析資料などで勉強法を詳しく紹介いたします。イベントの内容について紹介動画(無料)もございますので、ご覧いただきぜひご参加ください。