東京アカデミー旭川校
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こんにちは。
東京アカデミー旭川校の鈴木です。
「出題基準改訂」から読み解くシリーズ 第5弾。
今回のキーワードは「地域包括ケアシステム」
新出題基準では、かなり内容が充実されています。
在宅看護論/地域・在宅看護論 目標Ⅲ/大項目8/中項目では前回のA~Dに加え、
「E. 医療機関との連携」「F. その他の機関や住民との連携」が新たに追加されています。
加えて「大項目9 地域包括ケアシステムにおける在宅看護」という項目が追加、
中項目に「地域包括ケアシステムの概要」が入ったことがポイントです。
概要が入ったことで、今後の国家試験で地域包括ケアシステムの基礎・基本を問うことができるようになったということ。
地域包括ケアシステムをしっかりと理解する必要があります。
また、地域包括ケアシステムでは、精神看護学でも
「精神障害にも対応した地域包括ケアシステム」が追加されています。
地域での精神看護や精神障害者の社会参加に関連した社会資源は近年頻出なので、しっかりと押さえておきたいところです。
地域包括ケアシステム以外の大幅な修正点については
在宅看護論/地域・在宅看護論
大項目4の中項目に「B 地域・在宅看護におけるサービス体系の理解」
小項目に「訪問系サービス」「通所系サービス」「施設系サービス(入所、短期入所)」「複合型サービス(看護小規模多機能型居宅介護)」が追加されています。
ニーズに合わせて介護サービス等の社会資源を提案する問題は近年頻出なので、こちらもしっかり押さえておきましょう。
最後に在宅看護論/地域・在宅看護論の目標Ⅱの6で大幅に変更がありました。
新出題基準では、在宅療養者の疾患に応じた治療法、看護を理解するような内容に変更されています。
これまでは、小児、認知症など大まかな内容だったものから、がん、脳血管疾患、心不全などかなり細かく疾患名が並んでいます。
これからは、在宅でも医学的な判断を問う問題が出題されやすくなるのではないか、特に状況設定問題で出題されやすくなると予想されます。
以上、国家試験合格に向け、新出題基準を意識した学習を進めていきましょう!
夏休みを利用した国試対策も、ぜひ東京アカデミーで!
東京アカデミー旭川校の鈴木でした。