東京アカデミー札幌校
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札幌校の手島です。
前回と同様に、今年の試験を振り返りつつ来年の試験に向けてのトレンドを予測していこうと思います。
今回のテーマは「DX(デジタルトランスフォーメーション)」です。
そもそも「DX」とはデジタル技術を用いて、業務フローの改善や新たなビジネスモデルの創出を実現していく
発想や取り組みの総称となります。
民間企業を中心に先進的な取り組みが続いていましたが、行政の分野でも「デジタル庁」の設置に代表されるように動きがかなり活発になってきました。
1.筆記試験でもデジタル技術に関する出題の頻度は高くなっている
令和4年の国家一般職の試験でも、基礎能力試験(教養試験)において3問(NO.28~NO.30)の出題がありました。
また令和3年の国家総合職の基礎能力試験(教養試験)で「クラウドファンディング」、「デジタルタトゥー」についての出題(NO.30)もなされています。
このように複数の試験・年度にわたって幅広く(出題は庁の設置や法制度という面からだけではない)問われる傾向が続いてます。したがって、来年以降の筆記試験でも引き続き注意が必要といえるでしょう。
2.面接対策の観点でも「DX」は重要・・・
一方で面接対策の面からも「DX」への意識はもはや必須のものとなっているといえます。
札幌地区の自治体でも「北海道Society5.0」(北海道庁の計画)、「札幌市ICT活用基本戦略」(札幌市の計画)など、自治体のデジタル化に向けた取組が活発化してきています。
従来なら、面接官側から話を振られたときに知識として知っていれば十分という状況でしたが、
来年以降はこれらを踏まえて日常の業務を遂行するという姿勢、情報技術の発展に遅れることなくキャッチアップできているかどうかという対応力まで問われる可能性があります。
いずれにしても「DX(デジタルトランスフォーメーション)」がもたらす社会の変革に遅れることなくついていくことが必要となります。
ぜひ参考にしてみてください!