東京アカデミー京都校
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みなさん、こんにちは。東京アカデミー京都校教員採用試験担当の井手です🌞
今回は特に小学校の校種の面接試験において問われる可能性がある「教科担任制」について紹介いたします。
令和4年度から小学校高学年段階を中心として、教科担任制が本格始動しています。
これまでも教員採用試験の面接試験において、「教科担任制について述べよ」「教科担任制についてどのように思うか」といった、受験者の考えを求める質問がなされていましたが、今回紹介する「義務教育9年間を見通した教科担任制の在り方について」を基に、その導入の趣旨・目的、拡充をしていく上での留意点を踏まえた上で、回答できるように準備しましょう!
「義務教育9年間を見通した教科担任制の在り方について」は、中央教育審議会「「令和の日本型学校教育」の構築を目指して〜全ての子供たちの可能性を引き出す、個別最適な学びと、協働的な学びの実現〜(答申)」(令和3年1月)において「小学校高学年からの教科担任制を令和4年度を目途に本格的に導入する必要がある」とされたことを踏まえて,令和4年度予算の概算要求を見据え,令和3年7月にその考え方についてまとめられたものとなります。
【教科担任制導入の趣旨・目的(中央教育審議会での整理)】
〇 教材研究の深化等により、高度な学習を含め、教科指導の専門性を持った教師が多様な教材を活用してより熟練した指導を行うことが可能となり、授業の質が向上。児童の学習内容の理解度・定着度の向上と学びの高度化を図る。
〇 小・中学校間の連携による小学校から中学校への円滑な接続(中1ギャップの解消等)を図る。
〇 複数教師(学級担任・専科教員)による多面的な児童理解を通じた児童の心の安定に資する。
〇 教師の持ちコマ数の軽減や授業準備の効率化により、学校の教育活動の充実や教師の負担軽減に資する。 など
【留意すべき事項(中央教育審議会での整理)】
〇 学級担任が原則として全ての教科を教えることにより、教科横断的なカリキュラム・マネジメントが効果的に行われてきたという利点が損なわれることのないよう、組織的・教科等横断的な教育課程の編成・実施が可能となるよう留意する必要。
〇 専科教員が配置されている教科も含めて、全ての小学校の教師が小学校で指導される教科等について広く理解し、その連関を踏まえながら指導力を向上し、広い視野で指導が行われるよう留意する必要。
「義務教育9年間を見通した教科担任制の在り方について」の全文はコチラをご覧ください。
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