東京アカデミー京都校
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東京アカデミー京都校です。
京都市の2次試験まであと2週間となりました。
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今回は京都市の2次試験に課される小論文のポイントについて解説していきます。
京都市の論文はⅠ、Ⅱに分かれており両方とも解答します。
1つは600字程度、2つめは200字程度となります。2つ合わせて40分間の試験時間です。
出題されるテーマの傾向として、論文Ⅰは、京都市の教育施策(「学校教育の重点」や目指す教員像)や学習指導要領などから、論文Ⅱでは、生徒指導に関する場面指導、教員のコンプライアンス(飲酒、SNS、個人情報、体罰など)からテーマになっています。
論文1
京都市では、全教職員が進める確かな学校教育の柱として『よりそい~多様な子どもを誰一人取り残さない教育を進める~』を掲げている。この教育を進めるために、あなたはどのように取り組むか論述しなさい。
論文Ⅱ
ある教諭は一旦帰宅し、自宅から路線バスを使い外食に行く予定にしていたが、校務終了が遅くなり、職場からそのまま自転車で向かうことにした。距離はあるものの歩いて帰れる距離と判断し、食事と共に少し飲酒もした。食事が終わり、自転車を押して歩いて帰宅していたが、自宅近くまで帰ってきたときに急に雨が降り出し、急ぎ帰るために自転車に乗ることにした。夜道と雨のため視界が悪く、歩いている人と接触してけがをさせてしまった。この行為の何が非違行為に当たるかを明確にしたうえで、この不祥事が及ぼす影響と、この事案を防ぐためにはどうすれば良かったか、あなたの考えを具体的に述べなさい。
(論文1)
ここでは、『よりそい~多様な子どもを誰一人取り残さない教育を進める~』を把握しておく必要があります。 その中には、貧困など困難を抱えた子どもや家庭に対して、また不登校やいじめについてどう対応していくかが明記されているため、それを踏まえたうえで「取り残さない教育」をどう捉えているかがポイントです。過去のテーマを見てみると京都市の「学校教育の重点」がテーマになっていることもあるため、学校教育の重点も確認したうえで、試験に臨みましょう。。
観点(論文Ⅱ)
この論文では、
①飲酒状態の自転車の運転が非違行為に当たることを理解しているかどうか
②また教員の不祥事がどのような影響があるかを想像できるか
が観点となります。
またどちらも共通として
③論文として適切な構成や表現であり、論題に沿った明確な記述かどうか
が観点として見られています。
是非ご参考ください。