東京アカデミー高松校
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こんにちは、教員採用試験対策の予備校、東京アカデミー高松校の教員採用試験対策担当の石井です。
今回は、8/6、8/7に続いて『③過去の質問例』について、質問の意図や回答のポイントについてまとめていきたいと思います。
〇小学校英語面接:※日本語で質問された内容に,3 文以上の英語で回答する。
・あなたが住んでいる県の有名な場所を 3 文以上で紹介せよ。
・好きな数字とその理由について 3 文以上で紹介せよ。
・自分の好きな有名人を 3 文以上で説明せよ。
・あなたの住んでいるところについて紹介せよ。
・飼っている,もしくは飼ってみたい動物を紹介せよ。
・あなたの今欲しいものを紹介せよ。
〇共通
・講師経験について(思ったこと,努力したこと)。
・教育実習について(困ったこと,子どもについて)。
・免許(単位取得の見込み)。
・職歴について。
・特技について。
・クラブ歴について。
・教員を志望する動機。
・(新卒者に対して)大学卒業の見込み。
・(県外からの受験者に対して)本県を志願する理由。
・(県外からの受験者に対して)本県へ就職する意思。
・(新卒者に対して)教育実習について(実習校,感想,自己評価(困ったこと,よかったこと等の反省),指導教官の指導,生徒の反応等)。
・(職歴のある受験者に対して)勤務内容・形態,退職理由。
・(現職教員に対して)勤務校,担任関係(教科・学級),校務分掌,部活動顧問。
・(講師に対して)勤務校,担任関係(教科・学級),校務分掌,部活動顧問。
・部活動歴と指導可能な部活動。
・取得資格等。
・ICT機器の活用能力(利用状況・使用可能ソフト等)。
〇教職関係の質問
・どんな教師になりたいか。
・今の教育に欠けているものは。
・教師に適している点は。
・人間教師としての魅力があるか(明るさ,子ども好き,愛情,謙虚さ,活力,健康的,協調性,意欲,個性)。
・志望動機を述べよ。
・小学校と中学校を併願しているがどちらが第一志望か。
・小学校と中学校のどちらで担任をしたいか。
・あなたが指導できる部活動は何か。
・中高の部活動で思い出に残っていることは何か。
・プログラミング教育をどのように進めるか。
・現場で何を重視したいか。
・生徒指導で大切にしたいことは何か。
・(上記質問の回答に対して)グループ活動を取り入れる理由は何か。
・卒業論文の内容について簡潔に説明せよ。
・現在,講師をする中で周囲の先生方からどのように思われていると考えるか。
・ボランティア活動を学校現場にどのように活かしたいか。
・数学の面白さとは何か。
・(上記質問の回答に対して)数学の面白さは,教師主導型では伝えられないか。
・中学校から見て小学校の教師の魅力は何か。
・算数が苦手な子にどのように対応するか。
・(上記質問の回答に対して)一斉授業の中ではどのように対応するか。
・特別な支援が必要な子どもに接するときに気をつけていることは何か。
・特別な支援が必要な子と関わる際に困ったことは何か。
・(上記質問の回答に対して)具体的にはどのような取り組みをしたか。
・(上記質問の回答に対して)その取り組みは成功したか。
・生きる力と聞いて思い浮かぶものは何か。
・10 年後どのような先生になりたいか。
・(上記質問の回答に対して)そのためにどのような努力をしているか。
・子どもたちの自己有用感は高いと思うか,低いと思うか。
・自己有用感を高めるために,あなたがクラスで取り組みたいことは何か。
・子どもに伝えたいことは何か。
・出席停止期間を守らず学校に来た子どもがいた場合,どう対応するか。
・学校内での支援について,今までで一番やりがいがあったことは何か。
・(上記質問の回答に対して)その経験は今に活きているか。
・ほうれんそう(報告・連絡・相談)をする上で校長,教頭をどのように分けて行っているか。
・今勤めている学校の子どもたちの健康課題は何だと思うか。
・(上記質問の回答に対して)それに対して何か対策をしているか。
・養護教諭として身に付けたい能力は何か。
・カウンセリングについて,他の教職員に対して研修を行う場合,どうするか。
・(上記質問の回答に対して)担任に一緒にカウンセリングを行ってほしいと言われたらどうするか。
・この夏,たくさんの事故や災害があったが,何を感じ,どのような力を子どもに身に付けさせたいと思ったか。
・(上記質問の回答に対して)そのための取り組みはどうするか。
・保健室の機能は何か。
共通質問は、提出した書類についての質問が中心です。自己分析をしっかりと行い、PDCAサイクルに沿って過去の経験や学びをまとめておきましょう。重要なポイントとしては、①前回のブログでお伝えした評価の観点を回答づくりのテーマとすること、②評価の観点を満たすだけでなく、強みとなるものが伝わるようにすることを意識しましょう。共通質問では、適性の高さや資質といった面を特に評価する傾向にありますので、自己分析を深く掘り下げておきましょう。
教職に関する質問では、『「令和の日本型学校教育」の構築を目指して』(2021年1月答申)にある①個別最適な学び、②協働的な学び、を満たす取り組みについてまとめておきましょう。その際つなげて考えていきたいのは、多様な背景を持つ児童生徒、GIGAスクール構想による教育のICT化、年齢主義に基本を置きつつ、履修主義と修得主義を適切に組み合わせて評価していくこと、働き方改革を意識した連携と分担、といった内容です。子ども思いであること、愛情をもって児童生徒に接することはもちろん重要ですが、そのような資質面だけでなく、教職の知識、確かな技能、教師としての判断力、実践力を評価してもらえるように意見づくりを行っていきましょう。
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〇2022年夏対策
本気の皆様をお待ちしています。