東京アカデミー松山校
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みなさん、こんにちは。教員採用試験対策の予備校、東京アカデミー松山校の高橋です。
猛暑が続いております。
節電を意識して、ついつい扇風機をかけてしまうのですが、
手持ち扇風機でドライアイになる方が多いのだとか、、、いろいろと、大変な夏です。
さて、いま、松山校は教採2次対策の真っ最中!
そこで、今日のテーマは、
今日、マンツーマン講座で小論文対策を受講された受講生が、
「場面指導があるのをしらなかったんです・・。」と言われていたのを聞き、急ぎ、ブログで発信しております。
確かに、愛媛県の志願要項には、
前期第2次選考試験(適性検査・筆記試験(小論文)・面接試験、実技試験等) |
とありますからね。
全国的には模擬授業を課す自治体の方が多いのですが、愛媛県では、過去からこれまでずっと場面指導を課してきたという歴史があります。
この場面指導、
教師の仕事において、実際に起こりうる状況からある一場面を設定し、
教師になろうとする受験生が、その場面でどう対応するか、リアルに観察し、
教師としての資質能力の有無、及び人物像を見極めるというもの
が、その趣旨であると考えられますが、
毎年、受験生が書いてくださった報告書を読んだり、話を聞いたりする中から、深く濃い教育的視点を必要とする、本気の場面指導が求められていることがわかります。
テーマの一例を見てみましょう。
①小学校2年生のクラスで、A子の持ち物が紛失した。A子が大切にしている筆記用具で、誕生日に両親からプレゼントしてもらったものだと泣いている。 その筆記用具をB子が持ち去るのを見た、とC男が連絡してきた。 あなたは学級担任として、B子にどのような指導をするか。 |
②中学校2年生のA子はバスケットボール部で、部活動では走り回って頑張っている。 |
確かに、実際に起こりうる状況の、あるある!一場面ですね。
落ち着いて、与えられた状況設定を深いところまで理解し、
教師としての資質能力、またその伸びしろを持っていること、また人物として教師にふさわしいこと、をしっかりとアピールしたいですね。
試験の流れ:
➡面接官の指示に従って入室。
➡受験者の椅子の後ろに荷物を置いて,椅子の左側に立つ。
➡「受験番号」、「氏名」、「受験区分」のみを面接官に伝え,椅子に座る。椅子に座ったら,マスクを外す。
➡場面指導、面接を各10分行う。場面指導の構想時間は1分。実演は3分程度。面接官1名が児童生徒役や保護者役を行う。
➡場面指導終了後、個人面接を行い終了。
場面指導は面接官1名が児童生徒役や保護者役などの相手役となって、実際に受け答えを行いますが、事前に切り返しのセリフや会話を用意しているようです。
切り返しの種類としては、理由を聞くもの、課題を与えてくるもの、話をそらそうとするもの、が例年の特徴的パターンです。
相手役の面接官は、本気で児童生徒になり切って受験生(教師役)に向かってきます。
みなさんなら、児童生徒にどのような指導をされますか?
愛媛県教育委員会が公表している(2次試験)の評価基準は以下の通りです。
1 内容 2 評価の観点及び基準 (2)社会人としての素養・言語活動は適切か。 (3)教師としての使命感・教育観は適当で、教師としての使命感があるか。 |
上記、青字は、(1次試験)の評価基準にはない、2次試験だけの評価基準です。
1次面接に比べ、より教師の品格=「教師として」という評価の視点が強まっているようです。
松山校にて、場面指導・個人面接・小論文についてのマンツーマン指導を実施しています。
受験生のみなさまの試験対策のお役に立てればと思っています。
松山校にお問い合わせください。→こちらから。