東京アカデミー北九州教室
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皆さん、こんにちは。
東京アカデミー北九州校の品川です。
2次試験真っ只中の8月中旬、皆様いかがお過ごしでしょうか。
本日は、8/5に行われた中央教育審議会教育振興基本計画部会にちなんで、次期教育振興基本計画についてご紹介いたします。
今年2月に文部科学大臣より諮問された次期教育振興基本計画。
おおまかに以下の4点について、現在審議が進められています。
○ 改正教育基本法の基本理念、現行計画の成果と課題、急速な技術革新、人口減少・高齢化の進展などの国内状況の変化、グローバル化やSDGs達成に向けた世界的な取組の進展といった国際環境の変化等を踏まえた今後の教育政策に関する基本的な方針について特に、超スマート社会(Society 5.0)を念頭に置き、ウェルビーイングの観点も踏まえ、新型コロナウイルス感染症を契機としたオンライン教育を活用する観点など「デジタル」と「リアル」の最適な組合せ、及び、幼児教育・義務教育の基礎の上に、高等学校、大学、高等専門学校、専門学校、大学院まで全体が連続性・一貫性を持ち、社会のニーズに応えるものとなる教育や学習の在り方について ○ 上記の基本的な方針を踏まえた、生涯を通じたあらゆる教育段階(幼児教育から高等教育、そして社会教育)における、今後5年間の教育政策の目指すべき方向性と主な施策について ○ 学校内外において、生涯を通じて学び成長し、主体的に社会の形成に参画する中で、共生社会の実現を目指した学習を充実するための環境づくりについて ○ 第3期教育振興基本計画及びその点検結果を踏まえつつ、多様な教育データをより有効な政策の評価・改善に活用するための方策について |
これまでの教育振興基本計画を振り返ってみましょう。
今後10年間を通じて目指すべき教育の姿
①社会全体で教育の向上に取り組む
②個性を尊重しつつ能力を伸ばし、個人として、社会の一員として生きる基盤を育てる
③教養と専門性を備えた知性豊かな人間を養成し、社会の発展を支える
④子どもたちの安全・安心を確保するとともに、質の高い教育環境を整備する
基本的方針 一人一人の「自立」した個人が多様な個性・能力を生かし、他者と「協働」しながら新たな価値を「創造」していくことができる「生涯学習社会」の構築
①社会を生き抜く力の養成
②未来への飛躍を実現する人材の養成
③学びのセーフティーネットの構築
④絆づくりと活力あるコミュニティの形成
教育を通じて生涯にわたる一人一人の「可能性」と「チャンス」を最大化する
①夢と志を持ち、可能性に挑戦するために必要となる力を育成する
②社会の持続的な発展を牽引するための多様な力を育成する
③生涯学び、活躍できる環境を整える
④誰もが社会の担い手となるための学びのセーフティネットを構築する
⑤教育政策推進のための基盤を整備する
それぞれの時期や環境によって、基本方針や、教育の目指すべき姿が違っています。
また、GIGAスクール関連やICTの活用、新型コロナ感染症など、今日的な状況については、次期教育振興基本計画で大きく舵取りを迫られるものとなりそうです。
今後の振興計画策定までの推移を見守っていきたいと思います。
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