東京アカデミー町田教室
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皆さんこんにちは!東京アカデミーの吉田です。
毎週木曜日は、大卒程度公務員試験に関する様々な情報をお届けしています。
今回は、「集団面接」についてご紹介します。
複数の受験生がひとつのグループとなり、同時に面接を受けます。一部の地方上級試験、警察官試験出取られる形式で、官庁訪問においても用いられる場合があります。
全員に対して同じ質問が投げかけられることが多く、その内容は自己PRや学生時代に頑張ったこと等、定番の質問が多いです。質問に対しての回答は、端から順番に答えさせることもあれば、面接官が指名した受験者から回答する場合や挙手制で受験者が自由に答える場合もあります。
実施時間は、グループの人数や各試験によって異なりますが、20~60分程度で行うところが多いです。
面接官は同時に複数の受験者を見ることができるため、受験者同士を比較して相対的な評価をすることができます。その反面、1対1ではないため、深く掘り下げた質問はあまり行われません。
受験者にとっては、1つの質問に対して複数の受験者が答えるため、前の方と回答が被ってしまったらどうしよう…と考えたり、前の方が優秀な回答をしていたら自信がなくなってしまったり、圧倒されてしまったりすることがあるので要注意です!
たとえ同じ回答であったとしても、落ち着いてご自身の意見に自信をもって伝えましょう!
また、集団面接では特に回答の長さに注意してください。
限られた時間の中で複数名に質問をしていくため、1人で時間を使ってしまうと、他の受験生に迷惑が掛かります。面接官にも、「自己中心的」「周りが見えていない」という印象を与えてしまいます。
5名のグループで集団面接を25分で実施の場合、単純計算で1人の持ち時間はたったの5分です。回答は、分かりやすく端的にまとめましょう。
最後に、集団面接では他の受験者の話を聞く姿勢も重要です。
他の受験者が話しをしているときのあなたの態度も見られています。他の人が話しているときも、軽く頷きながら聞いたり、表情にも気を付けると良いです。まれに、他の受験者の意見について突然質問されることもあるので注意しましょう。
面接は、4名1グループ、20分間で実施されました。
質問は、
・緊張しているか
・入庁したらどんな部署で働きたいか、理由も含めて述べよ
・予定していない休日ができたら何をするか
・周りからどんな人だと言われるか
と、4つの質問をされたそうです。
始めに面接官に、「簡潔に自分の言葉で話してください。」と言われたため、その言葉を意識して、他の受験者を過度に意識しすぎず自分は自分と思い答えっていったそうです。ただ、ご自身の回答の順番が最後の時は、前の3名が同じような回答をしていたら、違った角度からアピールできるように工夫したとのことでした。
咄嗟に対応ができるのも、これまで自己分析や自治体研究をしっかりとしてきたからこそです。個別面接も集団面接でも自己分析や自治体研究はかなり重要です。しっかりと取り組んでくださいね。