東京アカデミー京都校
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皆さん、こんにちは😀 東京アカデミー京都校 公務員試験予備校の浜道です。
今回は令和4年6月に実施された市役所試験で出題された「エネルギー政策」についてお話します♪
(問題)日本のエネルギー政策に関する次の記述のうち妥当なのはどれか。
(押さえるべき内容)
・原子力発電所の完全撤廃 ・高レベル放射性廃棄物 ・石炭火力発電 ・再生可能エネルギー ・燃料輸入元の多様化 など
2 0 3 0 年に向けた新たな電源構成の目標などを盛り込んだ計画。再生可能エネルギーを「主力電源」と位置付け、2 0 3 0 年度における総発電量に占める割合の見通しを3 6 〜3 8 %とした。
火力発電によるCO2 排出量を抑える(低炭素化)ための技術のことで、CCS(CO2 回収・貯留)は、火力発電所などから排出されたCO2 をほかの気体から分離して回収し、地中深くに貯留する技術、CCUS(CO2 回収・利用・貯留)は、分離・貯留したCO2 を有効利用する技術である。2 0 3 0 年までの商用化を目指す。
★エネルギー供給強靭化法:電気事業法やFIT 法(再生可能エネルギー特別措置法)などの改正を盛り込んだもの。大規模な太陽光発電や風力発電については、従来のFIT(固定価格買取)制度にかえて、プレミアム価格が上乗せされるFIP(フィード・イン・プレミアム)制度と呼ばれる市場連動型の支援制度を新たに導入し、再生可能エネルギーの競争力を高めることとしている。
★再生可能エネルギーの状況を把握しよう😀
・太陽光発電の現状:2021年9月末時点の導入量は63.8GW。導入目標の達成には、残り約40~54GWの導入が必要
・陸上風力発電の現状:2021年9月末時点の導入量は4.6GW。2030年の導入目標の達成には、未稼働分の稼働見込み7.4GWを除くと約6GW。
・洋上風力発電の現状:現時点のFIT認定量は0.7GW。2030年の導入目標の達成には、未稼働分の稼働見込み0.7GW及び再エネ海域利用法に基づく公募(1.7GW)を除くと約3GW。
・地熱発電の現状:2021年9月末時点の導入量は0.6GW。2030年の導入目標の達成には、残り約0.9GWの導入が必要。
・水力発電の現状:2021年9月末時点の導入量は9.8GW。2030年の導入目標の達成には、残り約0.6GWの導入が必要。
・バイオマス発電の現状:2021年9月末時点の導入量は5.3GW。2030年の導入目標の達成には、未稼働分の稼働見込み2.5GWを除くと約0.2GW。
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