東京アカデミー神戸校
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皆さん、こんにちは!
教員採用試験の予備校 東京アカデミー神戸校の松永です。
今回は、人物試験にたどり着くために突破しなければならない、1次試験の筆記試験の勉強についてお話していきます。
目次 |
まず、教員採用試験の筆記試験ではどのような試験が行われるのでしょうか。
大きくは2つに分かれます。
教養試験で問われる一般教養は“社会人”としての常識、教職教養は“教師”としての常識というイメージですね。
専門試験は受験される教科(小学校志望の方は5教科もしくは全科目)の試験ですが、単にその教科の問題だけが出題されるのではなく、学習指導要領からの出題がある場合もあります。
ですので、その教科の勉強と並行しながら学習指導要領も見ていくことも大事になってきます。
教養試験については受験自治体によって、教職教養のみの出題であったり、一般教養の代わりとして一般知能(公務員試験などで出題される分野)が出題されることがあります。
では、兵庫県や神戸市ではどうでしょうか。
2022年の教養試験の出題分野を細かくみてみると……
教育原理 | 教育法規 | 教育史 | 教育心理 | ご当地 | 国語 | 日本史 | 世界史 | 地理 | 政治 | 経済 | 国際関係 | 社会時事 | 物理 | 地学 | 生物 | 化学 | 数学 | 英語 | コンピーュタ | 保健体育 | 技術家庭 | 美術 | 音楽 | 情報 | 一般常識 | 一般知能 | |
兵庫県 | 5 | 1 | 1 | 1 | 7 | 3 | 2 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 5 | 8 | 6 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | ||||||
神戸市 | 7 | 6 | 2 | 9 | 1 | 1 | 9 | 1 | 1 | 3 | 3 | 1 | 2 | 1 | 1 | 2 |
となります。
兵庫県と神戸市に共通して言えることは、
ということですね。
幅広い分野から出題されている一般教養ですが、範囲が広い分一つ一つの難易度としてはそこまで高い設定はされていません。
落ち着いて時間を使えばしっかり解くことが可能なレベルという感じですね。
また、表をみてこう思われたかもいらっしゃるかもしれません。
「教職教養はそこまで出題されないし、重点的に勉強する必要ないんじゃないか?」と。
実はそうではないんですね。
教職教養という分野は“教師”としての常識でもあります。ですので、教養試験だけでなく、人物試験にも大きく関わってきます。
教職教養の勉強と人物試験対策については前回のブログで解説しています。こちらをご覧ください。
→【教員採用試験】2023年夏受験 今だからできる!兵庫県・神戸市勉強法Part.4
では、こう言った筆記試験はどれくらいの点数が合格には必要となってくるのでしょうか。
基本的には、
教養試験:7割程度
専門試験:8~9割程度
の得点率をめざして勉強していただきたいです。
特に専門試験は、その教科が得意な受験者が大半を占めるわけですから、高い得点率が必要となってきます。
実際の合格最低点はもう少し下にはなってきますが、勉強を進めていく上ではより高い得点率を目指すと1次試験突破にも繋がってくることになります。
基本的にはこれくらいの得点率を目指すことにはなるわけなのですが、兵庫県と神戸市では少しずつ異なってきます。
そこでポイントとなるのが、筆記試験における配点です。
2022年の兵庫県の配点は以下の通りです。
見ての通り、専門試験の方が配点が高くなっています。
これにより、教養試験でもし上手くいかなかった場合でも専門試験の結果次第で合格に繋がるというわけです。
それでも教養試験は筆記試験の1/3の点数を占めていますので、無視することはできないことは念頭に置いておきましょう。
2022年の神戸市の場合では、教養試験は1次試験の点数に含まれません。
では、なぜ実施するのか。
それは、1次試験の集団面接に進めるかどうかの判断を教養試験の点数でしているからです。
ですので、1次試験の合否判定に直接的にかかわる筆記試験は専門試験だけになってきます。
ただし、教養試験の点数は一定以上の点数を取る必要があるため、必ず対策を進めておく必要があります。
そもそも集団面接を受けることができないという状況になってしまっては元も子もありませんからね。
まとめると、兵庫県と神戸市の筆記試験では、
というわけですね。
つまりは、1次試験を突破していくためには教養、専門どちらもしっかり得点できるように勉強をしていく必要があるということです。
ただ、勉強すべき範囲が広い、教養試験対策に追われやすくはなってしまいます。
ですので、ご自身の得意不得意を考えながら、バランスよく勉強を進めていくように心がけていきましょう!
今回は、筆記試験の概要について触れてきたわけですが、では具体的にどのように勉強を進めていけばよいでしょうか。
次回はその勉強方法についてお話していきましょう。
過去の2023年夏受験向け 勉強法に関する記事は下記より!
【教員採用試験】2023年夏受験をどう進める?兵庫県・神戸市勉強法Part.1
【教員採用試験】2023年夏受験 何から始める?兵庫県・神戸市勉強法Part.2
【教員採用試験】倍率から見る!兵庫県・神戸市勉強法Part.3
【教員採用試験】2023年夏受験 今だからできる!兵庫県・神戸市勉強法Part.4
10月より、2023年夏受験 教員採用試験対策講座を順次開講予定!
詳細は下記より!
2023年夏受験 教員採用試験対策 オンラインLIVE講座(10月から開講)
【2023年夏受験】教員採用試験 専門対策講座(小学校全科)(1月から開講)
【2023年夏受験】教員採用試験 兵庫県対策・神戸市対策(1月から開講)
【2023年夏受験】教員採用試験 教師力養成ゼミ(1月から開講)
その他、兵庫県および神戸市の試験情報は下記より!
兵庫県の教員採用試験!教養試験、専門試験、人物試験の傾向を勉強しよう!
神戸市の教員採用試験!教養試験、専門試験、人物試験の傾向を勉強しよう!
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