東京アカデミー難波教室
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こんにちは、公務員試験の予備校 東京アカデミー難波校 公務員担当です。
日本のキャッシュレス決済比率は29.7%(2020年)でアジアの韓国や中国と比較してもまだまだ低水準です。しかしwithコロナ時代に行政のオンライン化が加速し、教育や医療など多岐にわたってきています。マイナンバーカードをお持ちの方も増えてきました。
昨年9月1日にデジタル庁が発足しました。「デジタル社会形成の司令塔として、未来志向のDX(デジタル・トランスフォーメーション)を大胆に推進し、デジタル時代の官民のインフラを作り上げること、国民目線でのサービス創出やデータ資源の利活用、社会全体のDXの推進を通じ、全ての国民にデジタル化の恩恵が行き渡る社会を実現すべく、取組を進める(デジタル庁HPより抜粋)」を目的としています。
DXって何?初めて耳にするキーワードや専門用語で戸惑われる方も多いのではないでしょうか。今後も加速するICTの現状を整理し、関連用語を理解していくことが必要です。
ICTのキーワードを挙げていきます。
・「2025年の崖」・・・
日本企業における既存の基幹システムの複雑化・老朽化・ブラックボックス化、IT 人材の不足などにより、2 0 2 5 年頃に露呈するとされる経営危機や人材危機のこと。
・ギグワーカー・・・
インターネット上のプラットフォームサービスを介して単発の仕事を請け負う労働者のこと。契約上は、ギグワーカーとプラットフォームサービス間での業務委託となる。
・ビッグデータ・・・
コンピュータの高度化とインターネットの普及によって蓄積された膨大なデータ。具体的には、スマートフォンを通じた位置情報や行動履歴、インターネットやテレビでの視聴・消費行動に関する情報など。新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言下の人流増減調査にも活用。
・ブロックチェーン・・・
暗号資産(仮想通貨)の取引データを管理するための技術。総務省は「情報通信ネットワーク上にある端末同士を接続し、取引記録を暗号技術を用いて処理するデータベース」と定義。
・メタバース・・・
インターネット上に構築された、現実世界とは異なる仮想空間やそのサービスのこと。
こちらは一例です。ICT関連の用語は、知識や情報として、知っていればわかる、知らなければ何のことかがさっぱりわからないのが特徴です。今後も様々な用語や造語が生まれることが予想されます。日常からニュースなどにアンテナを張り、生活し学習していきましょう!
【予想問題に挑戦】
ICT(情報通信技術)に関する次の記述のうち、妥当なのはどれか。
1 .IoT とは、コンピュータによって、人間と同様の働きをもった技術のことである。
2 .5 G とは、第5 世代移動通信システムのことで、超高速、超低遅延、多数同時接続といった性能がある。
3 .キャッシュレス決済とは現金以外の支払い方法のことで、日本ではその比率は約7 割を占め、国際的に高い水準となっている。
4 .フィンテックとは、定額料金を支払うことで、サービスなどを一定期間利用することができるビジネス形態のことである。
5 .クラウドファンディングとは、人間の知能をAI が超え、社会が加速度的に変化する転換点のことである。
以下解説
1 .誤り。AI(人工知能)に関する記述である。IoT とは、「モノのインターネット」のことである。
2 .正しい。5 G は、日本では2 0 2 0 年に導入された。
3 .誤り。日本では、キャッシュレス決済の比率は3 割程度(2 0 2 0 年)であり、国際的にみて低い。
4 .誤り。サブスクリプションに関する記述である。フィンテックとは、ICT を駆使した新しいタイプの金融サービスのことである。
5.誤り。シンギュラリティに関する記述である。クラウドファンディングとは、主にインターネットを使って、不特定多数の人から小口の資金を集める手法である。
正答は2でした。
いかがでしたでしょうか。新しい用語がたくさん出てきますね 。
引き続き勉強頑張ってください。
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