東京アカデミー青森校
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2022年夏実施の青森県教員採用試験を受験予定の皆さま。教員採用試験の予備校=東京アカデミーの佐井です。
9月1日(木)の青森県1次試験合格発表日が近づいてきました。
9月23日(金祝)・24日(土)の2次試験まで3週間ありますが、学業や仕事をしながらの対策となるとお待っている以上に時間がありません。
合格発表着は即実践対策が必要ですので、今のうちから準備できるものは準備しておきましょう。
昨年の個人面接の質問で気になった質問は、ICTとわいせつ教員対策法関連についてです。
特に、ICTについては、
①「ICTをどのように取り入れるか」
②「ICTをどのように授業で用いるか。」
については、今の時代、必ず考えておかなければならない内容ですので、昨年度の全国の質問例を踏まえ、解答例をご紹介させていただきますので、こちらを参考に、皆さんもご自身の回答を準備していただければと思います。
『学校現場において、次の点についてICTを取り入れることによって、より効率的に学校運営が図れると考えます。1つは学級活動での取り組みです。例えば朝の会での体調確認等をこれまでは紙に書いて提出していたものをタブレット端末での入力に置き換えることで、漏れがなく、容易に管理することができます。もう1つは、学校と各家庭との連絡が容易にできることです。欠席の連絡をこれまでは電話でしか行っていなかったものを、アンケート機能を用いて行うことで業務の効率化や欠席児童・生徒の把握が容易になると考えます。』
→この内容は文部科学省の「GIGAスクール構想」ページ内の「StuDX Style」に掲載されている、各種事例を参考にしていますが、ほかにも様々な事例が紹介されています。「教師と子供」「学校と家庭」「職員同士」がICTを活用することによってどう繋がるか、どのように学校現場が変わるのかといった視点を押さえておくとよいでしょう。
『●●(志望の校種・教科)の教師として,ICT 機器を効果的に活用して,学びを深めていけるようにしたいと考えます。例えば,●●の時間には、一斉学習の時間で、基本的な内容の確認を行い、その後個別学習の時間にて個々の学習状況や習熟度に応じて問題や課題を用意し、児童・生徒が誰も取り残されないよう,学習の支援をしていきたいと考えます。』
→上記①と同じく文部科学省の「StyDX Style」内に教科・科目毎の事例を掲載していますので、こちらをまずはご覧いただくことをおすすめいたします。
なお、この質問の場合ですが、上記①よりさらに踏み込んでどの場面でどう利用するかを実際の授業を想定して考察してみることが肝要かと思います。
そして、実際の利活用を用いて回答する際には次の視点も気を付けてみると回答の深みが増すかと思います。
1)利活用のメリットだけでなくデメリットも考えてみましょう。
どうしてもICT利活用の場面を答えようとしますとメリットばかりに目が行きがちですが、ICT利活用の弊害を突っ込んでくる面接官もいるかもしれません。実際に授業を行う際の想定されるデメリットも含めて考えを持っておき、どう実践・行動すべきかを示すことも必要かと思います。
2)保護者対応など実際に起きうる課題の対処策を考えてみましょう。
これは場面指導に近い事例にもなりますが、保護者からタブレット端末などを用いて授業を行う際に想定される質問(視力低下や集中力低下)に対しての対処策なども頭に入れておくとなおよいでしょう。
青森校では、9月3日(土)より、2次試験対策実践講座を開講いたします。
個人面接、小論文から、今年から実施される集団討論まで青森県の2次試験すべての対策を行います。
青森県2次試験実践講座の詳細はコチラ