東京アカデミー秋田校
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2023年夏以降の秋田県教員採用試験を目指されている皆さん、こんにちは。東京アカデミー東北の伊藤憲司です。
秋田大学や秋田県立大学の教員や公務員のガイダンスなどを担当させていただいています。
秋田県の教員採用試験の筆記試験は、他県と比べて、幅広い分野から多岐に渡る知識が必要な問題が出されることは・・・周知のことと推察します。
「秋田県の問題ができれば、他県の問題が易しく思える」など、耳にすることも少なくありません。
今回は、2023年夏以降の秋田県教員採用試験を目指されている方に向けて、筆記試験(総合教養の教職)で出題される重要人物について、直近5年間の出題実績をご紹介します。
教育学者、心理学者、哲学者など、教育原理や教育心理の参考書でもよく出てくる人物は誰がよく出題されている?(過去5年間:2018年夏試験~2022年夏試験)
★★★問題や選択肢で取り上げられた回数の多かった人物10選
(1)5年間で4回(4年間)取り扱われた人物 デューイ(アメリカ1859~1952)、ブルーナー(アメリカ1915~2016)の2人
(2)5年間で3回(3年間)取り扱われた人物 エリクソン(ドイツ→アメリカ1902~1994)、ピアジェ(スイス1896~1980)の2人
(3)5年間で2回(2年間)取り扱われた人物 コールバーグ(アメリカ1927~1987)、フレーベル(ドイツ1782~1852)、ペーターゼン(ドイツ1884~1952)、ペスタロッチ(スイス1746~1827)、ヘルバルト(ドイツ1776~1841)、ルソー(フランス1712~1778)、ロック(イギリス1632~1704)の7名
上記以外で1度ずつ取り扱われた人物は、5年間で総数28人にのぼります。フロイト、エビングハウス、ヴィゴツキー、キルパトリック、クレッチマー、パーカーストなど幅広いことが分かります。秋田県以外の都道府県の教員採用試験では、人物名を選ばせる、下のような問題を出すところは、少数派になりました。
秋田県志望者は、代表的な人物と著作名、提唱した考えなどの暗記は必須です。
著書「児童の世紀」で「教育の最大の秘訣は、教育しないことにある」と説いた人物は誰?・・・答え)エレン・ケイ
また、秋田県の出題の特徴の1つでもある、秋田県にゆかりのある人物など国内の人物に関する出題。
過去5年間で、日本国内の人物(思想家から作家さんまで幅広いジャンルから出ています)の取扱者数は28人です。
例えば、そのうち秋田県出身や秋田県にゆかりのある人物としては
石川理紀之助、斎藤佳三、成田為三、小田島樹人、和崎ハル、小田島ハツ、井口阿くり、瀬川清子、菅江真澄、河村瑞賢などなど、皆さんは、これらの人が誰で何をした方か?分かりますか。
私が受験生なら、秋田県のWikipediaをチェックしたり、秋田県HPで人物を検索したり・・・するでしょう。
さぁ、秋田県の教員採用試験を受験予定の皆さん、試験に必要な人物について、名前、時代、何をした人、著作名など、ひたすら暗記していきましょう。
秋田県県民栄誉章の受章者も見ておきましょうか!
ちなみに、東京アカデミーでは、「教員採用試験では、心理学者なら誰、教育学者なら誰、思想家なら誰がよく出る。その優先順をデータ化しています」。
オンライン講座でも、講師の先生は、これらの出目を意識しながら「この人は絶対に覚えましょう」「この人は数年に一度程度の出題」などと説明します。
蛇足)私、伊藤は30年以上前に教採を本気で受験していましたが、当時、人物は、「単語カード」で表:人物名、裏:著作物などでも覚えました。また、丸暗記や語呂合わせの記憶では、すぐに忘れるので、誰が誰の弟子で誰と誰は仲が悪い・・・など、背景や小ネタなどを絡めて覚えるようにもしましたが・・・この分野の得点は良くなかった記憶しかありません(涙)
その当時にも、東京アカデミーの教員採用試験講座があったらな・・・と、今更ながら、うらやましく思います。
また、東京アカデミーの参考書オープンセサミシリーズの「教育用語集」には、試験に必要な人物280人が、コンパクトに解説されています。スキマ時間に通読したい1冊(税込み1,540円)です。この「教育用語集」は、こっそり言いますが、「隠れた名品」です。
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