東京アカデミー立川教室
ブログ
こんにちは、教員採用試験対策の予備校・東京アカデミー立川校の弓削です。
2021年3月の法改正により、従来40人標準だった1学級人数が、35人へと改められました(第一学年は2011年から)。2021(令和3)年4月1日から2025(令和7)年3月31日までの間に、2年生から6年生まで段階的に実施となっています。
山梨県では、全国に先駆けて昨年度から小学1年生、今年度から小学2年生で1クラス25人の少人数学級が導入されており、少人数クラスの効果について8月30日に検証のための検討委員会が開かれました。
児童や教員へのアンケートなどを分析したところ、児童が発表する機会が増え、学習への関心・意欲向上につながったという結果が出たそうで、今後、小3以降にも導入を拡大するべきという意見もあったということです。学級の人数などは今後、方向性をまとめるそうです(YBS山梨放送HPより)。
令和の日本型学校教育の答申でも、個別最適な学び(指導の個別化・学習の個性化)が謳われおり、これはその方針にのっとる改革です。
指導の個別化
■ 基礎的・基本的な知識・技能等を確実に習得させ、思考力・判断力・表現力等や自ら学習を調整しながら粘り強く学習に取り組む態度等を育成するため、
・支援が必要な子供により重点的な指導を行うことなど効果的な指導を実現。
・特性や学習進度等に応じ,指導方法・教材等の柔軟な提供・設定を行う。
学習の個性化
■基礎的・基本的な知識・技能等や情報活用能力等の学習の基盤となる資質・能力等を土台として、子供の興味・関心等に応じ、一人一人に応じた学習活動や学習課題に取り組む機会を提供することで、子供自身が学習が最適となるよう調整する。
少人数学級では、教員は児童一人一人に対して以前よりきめ細かな指導を行うことが可能となり、教員の負担を減らすことができるでしょう。
また、支援が必要な児童・特性を持った児童がいても、対応することが可能になるのではないでしょうか。
今の教育現場ではいじめ・不登校・特別支援などいろいろな課題に向き合っていかなければなりません。山梨県が今後の少人数学級の良いモデルケースとなり、教員負担が減ることに期待です。
山梨県志望の方は、全自治体オンライン講座(教養対策・専門科目対策)で基礎力アップ!※山梨県対応の論文・面接試験対策講座は2023年春頃実施予定です。
東京アカデミー立川校では、2023年の教員採用試験の合格を目指す通学講座「10月生」を受付中です!
東京アカデミー立川校にて、9月18日実施予定の「東京都 勉強法セミナー」も好評受付中です!