東京アカデミー札幌校
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札幌校の手島です。
今日は「公務員試験の合否を分ける科目は何か!?」というテーマをもとにお話していきたいと思います。
論者によって見解の分かれそうなテーマですが、ひとまず書き進めていこうと思います。
※今回は札幌市役所や国家一般職など専門試験がある公務員試験をターゲットに考えていきます。
【まずは北海道地区の公務員試験の現状から・・・】
従来の公務員試験では「数的推理」や「判断推理」が合否のカギを握ると考えられてきました。
※「数的推理」や「判断推理」の重要性についてはコチラの過去記事をご参照ください。
ところが近年、北海道地区の公務員試験ではボーダーラインが少しずつ下がってきています。この原因と言われているのが志望者・受験者の減少です。背景には専門試験があると受験の負担が増えてしまう・・・と考えて受験を回避するという受験生の悩ましい気持ちがあるようです。
これを踏まえると、従来までの戦略に加えてもう一つの戦略も考えられるようになってきました。
【カギを握ってくるのは「暗記科目」になるかも!?】
上記で説明した近年の北海道地区のボーダーライン(筆記試験では概ね50%~60%弱)を考えると、暗記科目に重点を割いて確実に点を稼ぐ戦略も十分に通用する状況となってきました。
現場思考型の科目に比べると、暗記科目は勉強した分だけ得点と結びつくので努力が報われやすいです。
具体的には「民法」と「〇〇学」とつく専門科目がキーになってきます。
「憲法」は受験者が落とせない科目であり、ここで差をつけることまでは難しいいでしょう。「行政法」も扱う概念が抽象的で捉えにくいせいか得点が伸びにくい傾向があります。
その分、「民法」は難しい科目と言われますが、分野(民法総則、物権、債権など)が複数に分かれているので分野ごとに学習することが可能なので、その意味では取り組みやすい一面もあります。
すべての分野をカバーできなくとも、理解できる分野を増やしていくイメージで勉強を進めると、勉強した分野が増えるごとに得点も伸びていくと思います。
以上が北海道地区の公務員試験の現状を踏まえての勉強の戦略の一つのパターンになります。
ぜひ参考にしてみてくださいね!