東京アカデミー札幌校
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札幌校の手島です。
今日の記事では「狙い目の公務員試験はどれか!?」というテーマをもとに今年の札幌地区の公務員試験を
分析してみようと思います。
倍率、募集人数、ボーダーライン、転勤の有無などをチェックポイントに選んでみることにします。
結論から言うと、狙い目は国家一般職(行政 北海道)です!
【2022年試験の状況を振り返ると・・・】
〈表〉22年試験での国家一般職と札幌市役所の試験実施状況
申込者数 | 受験者数 | 1次試験合格者数 | 最終合格者数 | 実質倍率 | |
国家一般職 | 1017 | 762 | 650 | 470 | 1.62 |
札幌市役所 | 1113 | 822 | 300 | 212 | 3.87 |
上の図からも、国家一般職の方が競争率は低い(受かりやすい)ことは読み取れます。
また、国家一般職の1次試験の合格ボーダーは基礎能力(教養)、専門ともに50%程度の得点で推移しており、2次試験の面接の評価がB以上ならこれ以下の得点でも合格の可能性があります。
これに対して、札幌市役所の筆記のボーダーは6割前後ともいわれています。この比較からも日頃の学習の成果が結果に結びつきやすいのは国家一般職の方といって差し支えないでしょう。
【気になる転勤事情は・・・?】
とはいっても受験者がどうしても気になるのが転勤の有無とその範囲です。
札幌市役所の場合、原則として札幌市内での異動のみです。「〇〇市役所」という場合は通常であれば〇〇市の区域の範囲での異動となり、都道府県を跨ぐような異動は極めて稀です。
一方の国家一般職は、原則として採用されるブロック内での異動に制限されます。行政北海道ブロックの場合は道内が転勤範囲になります。
ところが一部の官庁では事業所が札幌市にしかないケースがあり、その場合は事実上、転勤はないことになります。※このあたりの詳細はデジタルパンフレットのP.13(PDFだと8枚目)をご参照ください。
もちろん、仕事内容の魅力こそ官庁を選ぶ一番の基準になりますが、転勤範囲も参考にするのもアリといえます!
今日は「狙い目の公務員試験」として国家一般職を例に紹介してきました。
努力が報われやすい試験を受けていくことも受験戦略では大切な作戦の一つになります。
ぜひ参考にしみてください!