東京アカデミー金沢校
ブログ
こんにちは。東京アカデミー金沢校の加藤です。
暑かった夏から、過ごしやすい秋に移ろうとしています。とはいえ、夏の終わりは何となく寂しく感じてしまいます。
さて、本題です。
今回のテーマは、第112回看護師国家試験から適用される新出題基準と、出題基準の中に含まれるカタカナ言葉についてです。
カタカナ言葉にあえて着目する理由については、「なおこ先生のひよこ道場」6月号コラム内の「出題基準はカタカナから制覇せよ!!」をご確認ください。
これまでアップしているのは…
①必修問題編➡コチラ
②人体の構造と機能編➡コチラ
③疾病の成り立ちと回復の促進編➡コチラ
未読の方は、ぜひ併せてご確認くださいね👀
今回は、④健康支援と社会保障制度編です。
目標との整合性を踏まえ、大項目及び中項目の体系を整理した。
また、健康支援の基盤となる法・制度の近年の動向を反映し、全体的に項目を整理・追加した。
厚生労働省HP 保健師助産師看護師国家試験出題基準 令和5年版 改定概要より抜粋
・[社会保険の理念]目的と機能
・介護保険法
・日常生活支援総合事業
・[社会福祉制度]目的と機能、社会福祉法
・[社会福祉に関わる機関]目的と機能
・生活保護法
・アルコール健康障害対策基本法
・ギャンブル等依存症対策基本法
・[公衆衛生の理念]目的と機能、地域保健法、一次予防、二次予防、三次予防
・[公衆衛生の実施機関【注1】]保健所、市区町村保健センター
・新興感染症、再興感染症
・[食品および食の安全【注2】]食中毒の種類と予防、健康食品、特別用途食品
・感染性廃棄物
・健やか親子21(第2次)
・自殺対策基本法
・労働衛生3管理(作業管理、作業環境管理、健康管理)
※今回(令和5年版)の出題基準で新しく追加されたカタカナ言葉は、こちらに記載しています。
※「目的と機能」のように、それだけでは意味が分からないものは、その小項目が属する中項目を[カッコ]内に記載しています。
※法律には空色のマーカーをつけています。
【注1】大項目「健康と公衆衛生」の中に、中項目「公衆衛生の実施機関」が新設。
【注2】大項目「公衆衛生における生活環境への対策」の中に、中項目「食の安全」が追加。
・ソーシャルサポートネットワーク
・フォーマルサポート、インフォーマルサポート
・地域集団<コミュニティ・グループ>
・ノーマライゼーション
・地域包括ケアシステム
・地域包括支援センター
・ボランティア活動
・配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律<DV防止法>
・ヘルスプロモーション
・臨床疫学とエビデンス
・ヒト免疫不全ウイルス<HIV>感染症、後天性免疫不全症候群<AIDS>
・アスベスト
・仕事と家庭の両立支援(ワーク・ライフ・バランス)
・訪問看護ステーション
・安全管理<セーフティマネジメント>
※以前の出題基準から継続して記載されているカタカナ言葉を挙げています。(アルファベットも含む)
超高齢化社会の中、看護師の活躍する場所として、訪問看護ステーション、介護施設・高齢者向け施設などのニーズがどんどん高まっています。
こういった職場で働くには、一人一人の看護師が法律についてある程度の知識を持っていなければならないと考えられます。
このような時代背景が、今回の出題基準改定にもきっちりと反映されているのではないでしょうか。
👆に挙げた新出題基準内の法律の中で、自分なりにうまく説明ができないものについては、必ず教科書を見直して理解を深めておきましょう。
新出題基準の全体像を確認するには、👇をご確認ください。
厚生労働省HP 看護師国家試験出題基準
次回は、基礎看護学編をお送りします。
それでは、また✨