東京アカデミー高松校
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こんにちは、教員採用試験対策の予備校、東京アカデミー高松校の教員採用試験対策担当:石井です。
秋の気配が濃くなってきた今日この頃ですが、季節の変わり目ですので、体調管理には十分気を付けてください。
さて、今回も、『香川県の教育課題』についてです。昨年策定された第4期『香川県教育基本計画(令和3年度~7年度)』の内容をもとに、香川県の教育課題をお伝えしていきます。
【香川県の教育課題について ②学力について】
3つの表をもとに考えてみましょう。
平成27年度の調査では小・中学校とも全国平均を下回る教科が見られましたが、令和元年度では英語以外、全国平均を上回るか、ほぼ同等といった結果になっています。一方で、授業の内容について「良く分かる・だいたい分かる」と答えた児童生徒は、小学校6年生で74.5%、中学校2年生で59.5%(どちらも令和2年度)であり、児童生徒一人ひとりが分かることの楽しさやできることの喜びを実感できる授業づくりは取り組むべき課題であるといえます。そして、学習習慣については、成績上位県との差が明確で、学校と家庭が連携して学習習慣化に取り組む必要があるといえます。
・個別最適な学び⇒これまでも香川県の教育特徴として挙げられていた、一人ひとりを大切にしたきめ細かな指導を実施する「香川型指導体制」について、ICT機器や教育データの利活用と繋げながら取り組みを考えていく必要があります。
・学ぶ意欲や学習に向かう態度の育成⇒児童生徒の興味関心を高めること、自主・自発的な学習を促す指導の工夫、やり遂げた喜びを味わう事ができる授業づくり、などが重要です。特に、「協働的学習」は児童生徒の学習意欲を高め、思考力・判断力・表現力を醸成し、課題発見・課題解決に向けた学習をより一層充実したものにします。
・指導と評価の一体化、評価の工夫、改善⇒学習指導要領の着実な実施は、『「令和の日本型学校教育」の実現』において欠かすことができません。特に、カリキュラム・マネジメントの充実は学習指導要領のテーマでもありますので、カリキュラム・マネジメントの一つとして挙げられている「授業の改善」に繋がる「指導と評価の一体化」「評価の工夫、改善」への取り組みは非常に重要です。
これまでの「情報教育の推進」を改めた、新たな取り組みである「ICTを活用した教育の推進」について、内容をしっかり把握しておきましょう。香川県の掲げるICTを活用した教育の推進においての課題である、
について、具体的な取り組みをまとめることは重要です。教育委員会や学校で行われている研修はもちろん、文部科学省「StuDX Style」、経済産業省「 STEAMライブラリー 」についても活用していくビジョンをまとめておきましょう。
以上、今回は「学力」について、考えておきたい課題をまとめてみました。
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本気の皆様をお待ちしています。