東京アカデミー神戸校
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こんにちは、公務員試験の予備校 東京アカデミー神戸校 公務員担当です。
今回の時事問題は「スマートシティ構想」についてです。
皆さん、最近「スマートシティ」という言葉を見聞きすることが増えてきていませんか。
しかし、どういうものかしっかりと答えられる方は少ないのではないでしょうか。
実は、答えられなくても仕方がないのです。
というのも、スマートシティの定義ですが、政府内でも微妙に違うのです。
国土交通省:
「都市の抱える諸課題に対して、ICT等の新技術を活用しつつ、マネジメント(計画、整備、管理・運営等)が行われ、全体最適化が図られる持続可能な都市または地区」と定義
内閣府:
ICT 等の新技術を活用しつつ、マネジメント(計画、整備、管理・運営等)の高度化により、都市や地域の抱える諸課題の解決を行い、また新たな価値を創出し続ける、持続可能な都市や地域であり、Society 5.0の先行的な実現の場と定義
その他の団体でも定義は微妙に違いますが、「ICT等の新技術を活用」、「持続可能な都市」ということがキーワードになるかと思います。
さて、この「スマートシティ」ですが、公務員試験ではまだまだ見かけませんが、さまざまな自治体において「スマートシティ構想」の実証が進められているため、今後出題が予想される分野と思われます。
いくつかの例を下記にあげます。
大阪府:大阪スマートシティ戦略
先端技術で住民生活の質を向上させるスマートシティを2025年大阪・関西万博までに実現する取り組みを進めています
群馬県前橋市:自動運転バス
少子高齢化に伴うバス運転手の担い手不足の解決、高齢者に対しての安全で快適な移動手段の確保のため、2022年度には自動運転バスの営業運行を目指しています。
兵庫県加古川市:加古川スマートシティプロジェクト
ICTの活用により、市民生活の質を高め、市民満足度の向上を図り、「誰もが豊かさを享受でき、幸せを実感できるまち加古川」の実現を目指す。
上記に上げたように、スマートシティ構想は各自治体の抱える諸課題に対しICT等の新技術を活用し個別に対応していくものになります。
そのため、公務員試験では、討論や論作文での出題が増えることが予想されます。また、反対にこれまでの出題に対しスマートシティを目指すことにより解決するという答えもあり得るかと思います。
これからの公務員の仕事はICT等の技術を無視しては成り立たないと思われます。こうした流れもぜひチェックしてください。
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