東京アカデミー立川教室
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こんにちは、教員採用試験対策の予備校・東京アカデミー立川校の弓削です。
本日は、東京都教養試験で出題形式が気になった問題について、書いてみようと思います。
まずは、以下をクリック・タップして東京都の問題を確認してみてください。
2021年夏実施 東京都教員採用試験 教養試験№14 |
この問題は2021年実施の教養試験の一問です。
発達障害について正誤を判定する問題です。
選択肢一つあたりの文が150字程度と長いですが、東京都の問題としては典型的です。
正答するためには選択肢1つずつについて長い文章を正確に正誤判定できるだけの知識が必要とされ、キーワードを提示された語群から選択して穴埋めするような問題より難易度は高いと言えます。
ちなみに、選択肢のうち緑字の箇所が誤りと考えられます。
★確認してみましょう!→ 教育支援資料(文部科学省)
では、下の問題を見てみてください。
2022年夏実施 東京都教員採用試験 教養試験№15 |
さらにもう一問。
2022年夏実施 東京都教員採用試験 教養試験№16 |
この2題は上で確認していただいた問題とは出題のされ方が異なります。2022年の試験でも典型は、”長めの選択肢から正誤判定”となりますが、ここで取り上げた2題は特別支援教育や人権教育といった各テーマについて、変遷を掴んでおかないと解きにくい問題です。
人権教育に関して、世界人権宣言、児童の権利に関する宣言などがどういったものかそれぞれ完結した知識として別個に掴んでおくのではなく、「流れ」を把握しておく、ということです。
東京都では学習指導要領、特別支援教育、生徒指導関連は頻出ですが、どの分野から出題されたのかという分析とどのような出題のされ方なのか、というところも確認しておくと、日ごろの学習の仕方が変わるかもしれません。
実際の過去問題を確認してどんな学習法が効果的かいろいろと試行錯誤していきましょう。
いろいろと試行錯誤することが自ずと試験対策になっていくのではないかと思います。
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