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【大卒程度公務員】内密出産について【時事】
こんにちは、東京アカデミー静岡校の公務員担当です。
今回は、2021年12月に熊本市の慈恵病院において、国内で初めて行われたと報道され話題となった「内密出産」について紹介していきたいと思います。慈恵病院は「赤ちゃんポスト」を設置している病院としても有名ですが、その「赤ちゃんポスト」に関しても今回のブログで紹介していくので、そちらも要チェックです！
「内密出産」とは…？
「内密出産」とは、望まない妊娠に悩む女性らが病院以外に身元を明かさず出産することです。身元を伝えないまま出産する匿名出産と異なり、子どもが成長後に出自を知ることができます。
内密出産は2019年に熊本市の慈恵病院が院内の新生児相談室長にのみ身元を明かすことを条件に、出産を受け入れる制度を独自に導入。22年9月までに熊本県外在住の5人が手続きに沿って出産したと公表されており、うち1人の子供について市が職権で戸籍を作成しています。
また、国内では「内密出産」に関する法律はなく、法務省と厚生労働省は関係機関が連携して対応する必要があるとして、9月30日に初めて内密出産についてのガイドラインを公表しました。ガイドラインによると、母親に関する情報は医療機関が期限を設けず、長期間保管することが望ましいとしたうえで、子どもが将来、知りたいと希望した時に備え、母親の同意を得たうえで、開示方法や時期について児童相談所と情報を共有するとしています。
「赤ちゃんポスト」とは…？
慈恵病院は、「こうのとりのゆりかご」という「赤ちゃんポスト」を全国で唯一運営している病院としても有名です。
「赤ちゃんポスト」とは、何らかの事情により育児が出来なくなった親から，匿名で新生児を引き受ける施設やシステムのことで、予期せぬ妊娠をした女性が赤ちゃんを遺棄したり、殺害したりするのを防ごうというものです。慈恵病院では赤ちゃんポストが開設されてからの15年で、受け入れてきた子どもはこれまでに161人にのぼります。
現在、赤ちゃんポストが設置されているのは熊本市の慈恵病院が全国で唯一でしたが、東京の医療法人社団が令和6年秋に都内に設置する構想を進めていることが先日わかりました。
国が内密出産に対して初めて策定したガイドラインはこちらから確認することができます。 赤ちゃんポストは、ネットで検索すると画像が出てくるのでそれを見ると、よりどういったものかわかりやすいと思います。
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