東京アカデミー札幌校
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こんにちは。教員採用担当の高久です。
教員採用試験を受験するうえで1次試験の科目は、下記の通り大きく3つに分けることができます。
①一般教養 ②教職教養 ③専門試験
今回は②教職教養に含まれる分野、「教育原理」や「教育時事」で取り上げられる、中央教育審議会から公表される「答申」や文科省からの「通知」や「報告」に関しての勉強のポイントをご紹介します。
上記のような資料は、「教員になったら見ておこう」というものではなく、教員を目指す時点から知らなければいけない内容であるということをまず理解しておいてください。なぜそう言えるかというと、実際に教員採用試験に出題されるからです!
実際に本試験問題を見たことがある方はご存じかと思いますが、まだ試験問題を見たことが無い方は少しイメージしづらいかもしれません。下記は実際に2022年夏実施の北海道・札幌市で出題された本試験の問題の内容(一部抜粋)です。
◆2022年夏実施 北海道・札幌市本試験問題◆ ~ 次の文は「『令和の日本型学校教育』の構想を目指して~全ての子供たちの可能性を引き出す、個別最適な学びと、協働的な学びの実現~(答申)」(令和3年 中央審議会)[・・・中略・・・]の一部である。これを読んで問1、問2に答えなさい。 ~ |
上記の通り、中央教育審議会から令和3年に公表された、『令和の日本型学校教育』の構想を目指して~全ての子供たちの可能性を引き出す、個別最適な学びと、協働的な学びの実現~(答申)の理解を問う問題が出題されています。
この『令和の日本型学校教育』は全97ページある答申となっており、これを1から全て読み込み理解するのは理想ではありますが非常に大変な作業となります。答申等はこのようにかなり膨大なページ数で構成されているため学習が大変で後回しになりがちです。
答申等は、本文と合わせて「概要版」も掲載されることが多いため、まずは概要版から目を通すのがおすすめです。『令和の日本型学校教育』答申の概要版は13ページなので本文と比べると1/7とだいぶコンパクトになります。
内容は総論から各論へと進んでいきますが、大きなテーマとなるものは前半に記載されていることが多いため、当たり前のことではありますが最初のページから理解し読み進めましょう。
上記の内容に通じるものですが、前半に記載されている大きなテーマや要点を理解し、それが各論や後半の詳細部分にどう関わるのかを整理しながら見ていくと、独立しているように見える内容でも繋がりが見えてくるのでより深い理解に繋がります。
上記の点を踏まえて答申や関連資料に目を通してみてください。
東京アカデミーの通学生には、膨大なページ数の各種答申や関連資料をわかりやすく要点をまとめた「教育答申資料集」をお渡ししています。
こちらの資料集は、過去に全国自治体で出題されたキーワードや文言等も一目でわかるように掲載されているため、重要箇所を理解しながら効率的に学習が可能です。通学生はぜひ有効に活用してみてください。
✴札幌校通学講座→11月生:2022年11月6日(日)開講
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