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今回は、国家公務員のお仕事紹介について紹介していきます🥰
まずはじめに、公務員とは、国および地方自治体の事務を執行する人のことをさします。
その中でも、国の立法・行政・司法の各機関に属するのが国家公務員、
地方の公務に従事するのが地方公務員となります。
今回は、前者の国家公務員について紹介していきたいと思います。
国家公務員では仕事の種類によって、「一般職」と「特別職」に分けられます。
「一般職」:「一般職」の国家公務員には国家公務員法が適用され、競争試験(成績主義の原則)によって採用されます。
ちなみに国家公務員法とは、国家公務員に適用される根本基準を定める法律のことで、成績主義の原則などについても記載されています。
各府省等に勤務し、一般的な行政事務に従事する公務員をはじめ、税務職員、労働基準監督官、航空管制官、皇宮護衛官などの専門職種、国立公文書館や造幣局などいった行政執 行法人の職員、司法試験の合格者が任用される検察官など、「特別職国家公務員」以外の国家公務員はすべて含まれます。
「特別職」:国家公務員法が適用されない国家公務員のことです。
成績主義の原則などを適用するのが適当ではない内閣総理大臣や国務大臣、三権分立の観点や職務の性質から国家公務員法を適用するのが適当ではない裁判官、裁判所職員、国会議員、防衛省の職員などが該当します。
国家公務員(一般職)の採用試験は大きく分けて4つあります。
「総合職試験(院卒者・大卒者)」:政策の企画立案、高度な知識と技術が必要になる。
*本庁 霞が関(東京)勤務
「一般職試験(大卒者・高卒者・社会人)」:事務処理など定型業務に従事する。
*全国(ブロック採用)*地方整備局(国土交通省)
「専門職試験(大卒者・高卒者)」:専門的な知識を必要とする業務に従事する。
*国税専門官、財務専門官、労働基準監督官、外務省専門職員、法務省専門職員等
「経験者採用試験」:民間企業経験を有する者を採用する試験
高卒の公務員試験を受験される予定の皆さんは、上記の試験のうち、一般職試験と専門職試験を受験することができます。
国家公務員一般職の採用先としては、各省庁の本省庁のほか、地方出先機関が中心となります。
下記のような採用機関は、ほぼ全国どの地区にもあります(都道府県単位のものもあれば、ブロック単位のものもあります)。
ただし、年度によっては採用数がゼロの場合もあるので注意しておきましょう。
総務省:〈行政評価局〉総務省の行政相談のための機関
法務省:〈法務局・地方法務局〉民事局の事務のうち、登記・戸籍・国籍・供託・公証・司法書士および土地家屋調査士の事務を処理するための地方実施期間
〈地方検察庁〉検察事務官として検察官の指揮のもと、犯罪の捜査・逮捕状による逮捕、罰金徴収などの事務を行う
厚生労働省:〈地方厚生局〉厚生労働省の発足とともに、従来の地方医療局と地区麻薬取締官事務所を統合してできた機関
農林水産省:〈地方農政局〉食料の安定供給などの各種施策や、農業・農村の発展のための業務を行う
国土交通省:〈地方整備局〉河川・道路・公園・営繕・港湾・空港といった地域の発展のために不可欠な社会資本の整備を統合的に推進するための機関
〈地方運輸局〉車の検査登録などの窓口業務をはじめ、運送事業者の監査など様々な業務を行う
経済産業省:〈経済産業局〉経済産業省の政策に則って、産業振興を通じて地域を活性化させることを目的とする機関
環境省:〈地方環境事務局〉全国の7つのブロックの事務所を中心に、自然環境事務所、国立公園などを管理する自然保護官事務所が設置されている
警察庁:〈警察局〉全国7の地域ごとに設置されており、それぞれの管轄区内の県警察の活動を指導・調整しながら、広域的な犯罪の捜査や大規模な災害などに対応している
最後に、今回は国家公務員に簡単に説明してきましたので、『もっと詳しく知りたい!』という方は、ジョブタグや人事院のホームページに詳しく書いてありますので、下のリンクからご覧ください😊❗
また、公務研究セミナーという、各府省の職員が個別ブースで本府省等の業務概要、直面する政策課題への取組、仕事のやりがいなどを説明するイベントが人事院より開催されますので、気になっている方は、下のリンクから進んでください。近畿地区は、1回目が10月16日(日)に立命館大学で、2回目が11月19日(土)に大阪大学であります。そして、11月30日(水)・12月1日(木)・2日(金)には、霞が関の各本府省庁で開催されます。気になっている方は、是非参加していただきたいです🥰
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