東京アカデミー大分校
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公務員試験においての時事問題は、「隠れ主要科目」とも言われることもあり、教養試験、専門試験の筆記試験から、論文、面接の人物試験に至るまで、様々な場面で問われることがあります。教養試験の社会科学ではもちろんのこと、専門科目でも、政治学や行政学、社会政策、国際関係、財政学などと絡めた時事問題が出題されています。
大まかには、
・国内政治(政治動向、選挙関連、地方自治など)
・日本経済(経済動向、金融、財政、予算、税制など)
・社会(労働事情、ICT・科学技術、環境、医療、人口、社会保障など)
・国際情勢(国際政治、国際経済など)
が挙げられます。
最新の出題内容をチェックし、出題の傾向や分野、テーマを知ることは重要です。
今回は、本年度の国家一般職(大卒程度)および国家専門職(国税専門官、労働基準監督官、財務専門官)で出題された時事問題をご紹介致します。
2023年度の採用試験においても狙われる可能性がある分野、テーマもありますので、ぜひ参考にしてくださいね。
【国家一般職 基礎能力試験】
・近年の科学技術等に関して ・・・ GPS、IoT、データサイエンティストなど
・近年の日本の教育等に関して ・・・ GIGAスクール構想、STEM教育、幼児教育・保育の無償化など
・近年の日本の社会に関して ・・・ 巣ごもり消費、ゲームの利用拡大、仮想移動体通信事業者(MVNO)など
【国税専門官、財務専門官、労働基準監督官 基礎能力試験】
・日本の医療と健康に関して ・・・ 平均寿命、不妊治療、RSウイルス感染症など
・近年の世界の動向に関して ・・・ パレスチナの軍事衝突、イランの大統領選、アフガニスタンのタリバンなど
・日本の法改正に関して ・・・ 著作権法改正、成人年齢の引き下げに伴い18、19歳に適応される法律、教職員等による児童生徒性暴力等の防止等に関する法律など
【国家一般職 論文試験】
・カーボンニュートラル(温室効果ガスの排出量を全体としてゼロにすること)について
⑴カーボンニュートラルに関する取組が我が国にとって必要な理由を述べよ。
⑵カーボンニュートラルを達成するために我が国が行うべき取組について、その課題を踏まえつつ、考えを述べよ。
近年の出題傾向としては、テーマ別では科学技術、教育、医療などが多くみられます。
細かいところまで出題される場合もあるため、対策としては、常日頃から新聞やニュースなどをよく読み、社会の動向に精通しておきましょう。
また、法改正に関しては、こちらをご確認ください。
また、来年は統一地方選挙が実施されます。
統一地方選挙とは、4年に一度、全国統一で地方自治体の議会議員や首長の選挙を行います。
タイムリーなニュースなので、選挙制度についてのニュースも要チェックです。
また、最近話題のマイナンバー制度の動向にも注意しておきましょう。