東京アカデミー鹿児島校
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こんにちは。東京アカデミー鹿児島校です(^^♪
10月になり、行政系(法律科目や経済科目の専門試験が課される試験)を受験の方は,そろそろ本格的に専門科目の勉強を少しずつ取り組んでいる方や勉強を始めようとされている方などいらっしゃるかと思います。公務員試験は科目数がとても多く,どの科目をどの程度の完成度で仕上げればいいか難しいところだと思います。行政系の専門試験では,憲法,民法,行政法などの法律系科目や、経済学などの経済系科,また、政治学や行政学、国際関係などの行政系科目などが出題されますが、今回は,各教科の勉強量の比重、専門科目の勉強のポイントについて少しお話していきたいと思います(^^)/
地方自治体を第一志望としていても,裁判所一般職や国家一般職(大卒程度),国家専門職等ほとんどの試験を併願して,ある程度全ての試験を合格するつもりで勉強される方も多いので,国家などが第一希望の人も参考になれば幸いです。
まず,できるだけ完璧に近いまで全問正解を目指して勉強する科目は,憲法,民法,行政法,ミクロ・マクロ経済学です。
これらは主要5科目と言われ,ほとんどの試験に重複して出題されます!!逆に言えば,これらの科目で点数が取れれば,どの試験でもある程度の安定した得点源があるということになります。これによって大幅にこけることはなくなり,自信にもつながります。中でも特に憲法・民法・行政法は暗記科目なので,努力次第で完璧に近づけることが可能です。アカデミーで講義を受講中の方は、講義後の復習をしっかりと行い,何度も出た問(過去問題集)を繰り返して,力を入れることをおすすめします。
次に,行政学,政治学,経営学,国際関係,会計学,社会政策,刑法,労働法などの専門科目についてです。これらは,受ける試験によっては必要なものとそうでないものに分かれてくるので,まずは自分が併願する試験を早めに決めて,必要な科目を知ることが重要です。
例えば,国家専門職で財務専門官を受けることにし最終合格したアカデミーの受講生は,国税専門官試験で必要な会計学や,労働基準監督官で必要な労働法はほとんど勉強していませんでした。授業受けてみたり,テキストを確認されたりして,自分の興味関心を確かめてからどの試験を受けるか決めることも良いかと思います。ただ,結果的に受験に必要ない科目に時間をかけるのは効率的ではないので,そこは自分で早めに見極める必要があります!
その他,勉強方法についてですが,下記はアカデミーで最終合格された方の勉強例になります。参考にされてみてください。
『国家一般職では複数の科目から,8科目を選択して解くことができます。したがって,ある程度科目を絞って集中的に勉強する方もおります。完全に8科目に絞るのは不安があったので。10科目ほどは余裕をもって勉強していました!本番に問題を見て分かる問題がより多い科目を選択して解きました。もちろん,力を入れている主要5科目は全て解き,その他3つを選択しました。科目を選択するにあたっては,できるだけ得意な科目を選ぶのはもちろんですが,県庁や市役所の出題科目や出題数なども考慮して,後々勉強が必要になる科目を優先的に選びました。
また,裁判所一般職を受けるにあたっては,専門の一部を刑法と経済学から選択できました。経済学は他の試験とも重複するので経済に絞るか迷いましたが,過去問を見た感じ経済の難易度が高く感じたので,刑法もテキストや出た問(過去問題集)の復習も行いました。本番は問題の難易度や残り時間を考慮して,結果的に刑法を解きました。県庁や市役所では,出題科目数が多く,割と広く勉強する必要がありました。したがって,国家一般職で勉強する科目を選ぶ際に考慮したり,問題数を見て力の入れ加減を調整したりしました。
教養科目については,どの試験でも出題数が多い数的推理や判断空間は特に力を入れました。私自身苦手ということもあってなかなか模試でも点数がとれなかったので,毎日1時間から2時間きっちり出た問演習の時間を取りました。その結果,本番でやっと成果が出て点数を伸ばすことができました。教養の大部分を占めているので得点できるかできないかで大きな差が出てしまいます。しっかり時間をかけて復習することをおすすめします。教養のなかの社会系・理科系の科目は,正直あまり勉強の時間を取りませんでした。範囲が膨大な割に,出ても1,2問で割に合わないと考えたからです。もちろんしっかり勉強できる人はするに越したことはないですが,私の場合は効率性を考えて専門の暗記などに時間を割きました。文章理解に関しては,模試や本番の試験前1週間になると毎日出た問を解きました。できる人は毎日取り組んだ方が感覚が鈍らないのでいいと思います。私の場合の勉強の比重はこのような感じです。公務員試験はとにかく範囲が広いので,効率性が求められます。まずは自分が受ける試験に何の科目が何問ずつ出るのかをしっかり把握し,作戦を立てる必要があります。第一志望の所だけではなく,併願先の科目も見ながら総合的に判断すると良いと思います。できるだけ多くの試験に合格して,選択肢が広げられると良いと思います。頑張って下さい!』
いかがだったでしょうか。10月から専門科目の勉強をスタートされた方は、最初は難しく感じ大変なことも多いと思いますが、最後まであきらめず、またご自身が受験される試験の情報収集等をしっかり行い、計画的・効率的に学習を進めていきましょう!