東京アカデミー難波教室
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皆さん、こんにちは。
東京アカデミーの楠です。
看護師国家試験まであと115日!11月11日からは出願書類の受付も開始します。
さて、本日は「健康支援と社会保障制度」についてお話します。
この科目は範囲が広いため、過去問題を利用して学習される方も多いと思います。効率の良い方法ですが、出題年数によって設問の内容および答えが現在のものと異なることがありますので、注意が必要です。
また、近年の社会の動向を反映した社会保険、社会福祉、公衆衛生、関連法規から幅広く出題がされますので、過去問だけに頼るのは危険です。
【第111回看護師国家試験 午前問題№30】
育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律〈育児・介護休業法〉における介護休業の取得で正しいのはどれか。
1 .介護休業は分割して取得することはできない。
2 .介護の対象者1 人につき半年を限度に取得できる。
3 .要介護状態にある配偶者を介護するために取得できる。
4 .介護老人福祉施設に入所している家族の面会のために取得できる。
この問題では、「介護休業」や「育児休業」について問われています。世間でも話題となっていますが、法律の詳細は把握していない受験生も多いのではないでしょうか。
【解説】
1 .2 .× 要介護状態の家族1 人につき通算93 日まで、分割して3 回を上限として、
介護休業を取得することができる。
3 . ○ 介護休業の対象家族とは、配偶者(事実婚を含む)、父母、子、配偶者の父母、
祖父母、兄弟姉妹、孫である。
4 . × 施設入所の家族への面会目的のためには取得できない。
いかがですか。正解だけではなく、選択肢ごとの解説をしっかり確認し、関連問題への加点に繋げましょう。
数値や法律・制度についてはある程度暗記することでカバーはできますが、とにかく試験範囲が広い点が難点です。暗記するにしても、どこを覚えればいいのか、迷いませんか?
東京アカデミーでは、最新の「国民衛生の動向」をふまえ、最新衛生統計や関係法規のポイントをわかりやすく解説した便利な資料集「おてがるチェック(非売品)」を毎年作成しています。
この冊子に記された数値や法律・制度は、本試験で多数出題されるので、看護学校教員の先生からも「どこで売っていますか」と問い合わせをいただくことも・・
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