東京アカデミー高松校
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こんにちは、教員採用試験対策の予備校、東京アカデミー高松校の教員採用試験対策担当:石井です。
10/17のブログに引き続き、次期教育振興基本計画を読み解くための用語解説の第2弾をまとめていきたいと思います。
【教育DX】
教育DXのDXとは、「Digital Transformation(デジタルトランスフォーメーション)」デジタルの活用によってもたらされる変容、変革という意味です。そして、デジタル化については一般に、
の3段階があると言われています。
次期教育振興基本計画では、これまでに第1段階の準備は整ったと認識し、今後は第1段階を着実に実行しつつ、第3段階を見据えながら、第2段階への移行を着実に進めることが適当と示しています。それには、
することが必要だとされています。そして何より、「DX の推進に当たっては、DX はあくまで手段であることに留意する」とあり、目指す姿として「デジタルも活用して問題解決や価値創造ができる人材の育成」を掲げていることを押さえておきましょう。
上記内容と照らし合わせて確認しておきたい「GIGAスクール構想」や「教育データ利活用ロードマップ」から見えてくる、クリアすべき課題としては、
①個人情報の扱いについて
②データの分析、解析が児童生徒のレッテル貼りにならないか
③習熟度別の学習が与える影響が未知数である
④現行の制度、カリキュラムでは実現が難しい
⑤教師の情報活用能力向上について など
が挙げられますが、これらの課題を意見づくりに役立てる際、現在の教育制度や現場対応の批判、当事者意識が低いと思われるような批評、には注意しておくとよいでしょう。
今回は、教育DXについてまとめてみました。そして、2022年10月28日開催の中央教育審議会にて「次期教育振興基本計画の策定に向けた基本的な考え方について(案)」がまとまりそうです。その中で変更や重要なポイントがありましたら、ブログで紹介していきたいと思います。
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