東京アカデミー町田教室
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みなさんこんにちは。
東京アカデミーの片貝です。
皆さんもご承知の通り、第112回看護師国家試験から新しい出題基準(令和5年版)が適用されます。
本日はその新しい出題基準(令和5年版)と直近3回(第109・110・111回)の看護師国家試験を照らしあわせ、直近3回の中で、毎回出題されていた出題基準の「項目」をご紹介いたします。
あわせて、その項目に該当する過去問についてもご紹介いたします。
◇過去3回(第109~111回)で毎回出題された出題基準の項目
精神看護学
目標Ⅴ.精神疾患・障害がある者の人権と安全を守り、回復を支援する看護について基本的な理解を問う。
大項目「6.精神保健医療福祉の変遷と法や施策」
中項目「A.患者の権利擁護<アドボカシー>」
小項目「隔離、身体拘束」
◇上記項目に該当する過去問
<第111回 午後問題68>
68 精神保健及び精神障害者福祉に関する法律〈精神保健福祉法〉において、精神科病院で隔離中の患者に
対し、治療上で必要な場合に制限できるのはどれか。
1 .家族との面会
2 .患者からの信書の発信
3 .患者からの退院の請求
4 .人権擁護に関する行政機関の職員との電話
正答 1
<第110回 午後問題112>
112 入院時、A さんのBMI は29 . 5 。この数日は食事をとっていなかった。入院後も興奮状態がおさまらず、
壁に頭を打ちつけはじめたため、医師から抗精神病薬の点滴静脈内注射と身体的拘束の指示がでた。
身体的拘束中のA さんの看護で正しいのはどれか。2 つ選べ。
1 .水分摂取は最小限にする。
2 .肺血栓塞栓症を予防する。
3 .頻回に様子を見に来ることを伝える。
4 .身体的拘束の原因となった行為を一緒に振り返る。
5 .興奮状態が落ち着いたら看護師の判断で身体的拘束を解除する。
正答 2.3
<第109回 午前問題67>
67 精神障害の三次予防の内容で適切なのはどれか。
1 .うつ病患者の復職支援
2 .住民同士のつながりの強化
3 .精神保健に関する問題の早期発見
4 .ストレス関連障害の発症予防に関する知識の提供
正答 1
過去問は国家試験対策において重要なツールになります。
過去の傾向を知ることで、国家試験で重要となる項目が見えてきます。
なお、新しい出題基準はこちらから確認できますのでチェックしておきましょう。
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合格に向けていっしょに頑張っていきましょう!