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こんにちは、やまもとです( 一一)
先日、健康診断がありました。身長及び体重が成長しており、衰えを感じない自分に何ともいえない気持ちになったことをご報告いたします。
さて、今回は教育時事に関する話題です。
先日(2022年10月27日)、「令和3年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」が文部科学省より発表されました。
下記はその概要の一部です。
小・中・高等学校及び特別支援学校におけるいじめの認知件数は615,351件(前年度517,163件)であり、前年度に比べ98,188件(19.0%)増加。児童生徒1,000人当たりの認知件数は47.7件(前年度39.7件)。
➡小・中・高等学校及び特別支援学校におけるいじめの認知件数615,351件は過去最多。
いじめの態様別では、「冷やかしやからかい、悪口や脅し文句、嫌なことを言われる。」が最も多く(小学校57.0%、中学校62.2%、高校58.7%、特別支援学校48.3%)、「軽くぶつかられたり、遊ぶふりをして叩かれたり、蹴られたりする。」が次点。
「パソコンや携帯電話等で、ひぼう・中傷や嫌なことをされる。」の件数は全体で21,900件で、引き続き増加傾向。
(参考値)
(長期欠席のうち小中学校における不登校)
小・中学校における不登校児童生徒数は244,940人(前年度196,127人)であり、前年度から48,813人(24.9%)増加。在籍児童生徒に占める不登校児童生徒の割合は2.6%(前年度2.0%) 。
過去5年間の傾向として、小学校・中学校ともに不登校児童生徒数及びその割合は増加している(小学校H28:0.5%→ R03:1.3% 、中学校 H28:3.0%→ R03:5.0%)。
➡ 小・中学校における不登校児童生徒数は244,940人は過去最多。
小中学校における不登校児童生徒数は9年連続で増加し過去最多。
不登校の要因は、「無気力・不安」が最多で小中学校全体の49.7%。続いて、「生活リズムの乱れ、あそび、非行」11.7%。
※その他にも暴力行為、中途退学、自殺などの調査結果も掲載されています。詳細は文部科学省HPでご確認ください。
調査結果からは、
「平成30年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について」(令和元年10月17日文部科学省初等中等教育局児童生徒課)における調査結果として誤っているものはどれか。次の1~5の中から1 つ選べ。
1 .いじめ防止対策推進法第28 条第1 項に規定する重大事態の発生件数は約600 件で,前年度より増加している。
2 .小・中・高等学校における,暴力行為の発生件数は約7 万3 千件で,前年度より増加しており,児童生徒1 , 000 人当たりの発生件数は5 . 5 件で,これも前年度より増加している。
3 .小・中・高等学校及び特別支援学校におけるいじめの認知件数は約54 万4 千件で,前年度より約13 万件増加しており,児童生徒1 , 000 人当たりの認知件数は約40 件で,これも前年度より増加している。
4 .児童生徒1 , 000 人当たりのいじめの認知件数の都道府県の差が,前年度調査では最大で12 . 9 倍となっていたところ,今回の調査結果では10 . 4 倍となっており,その差は縮小している。
5 .小・中学校における,長期欠席者数は約21 万7 千人で,前年度より減少している。このうち,不登校児童生徒数は約14 万4 千人で,これも前年度より減少している。不登校児童生徒の割合は1 . 7 %である。
(2021年度和歌山県教員採用試験)
「 平成 30 年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について」(令和元年10 月 文部科学省)のいじめに関する内容を説明した文章として誤っているものを,次の1 ~ 4 の中から1 つ選びなさい。
1 .平成30 年度の小学校・中学校・高等学校・特別支援学校におけるいじめの認知件数の合計は,前年度に比べ増加している。
2 .平成30 年度の小学校・中学校・高等学校・特別支援学校におけるいじめの認知件数を校種別にみると,いずれも前年度に比べ増加している。
3 .平成30 年度の小学校・中学校・高等学校・特別支援学校におけるいじめの認知件数を学年別にみると,「中学2 年生」が最も多い。
4 .平成30 年度の小学校・中学校・高等学校・特別支援学校におけるいじめられた児童生徒の相談の状況は,いずれの校種においても「学級担任に相談」のほうが「保護者や家族等に相談」よりも件数が多い。
(2021年度埼玉県教員採用試験)
教員採用試験としては、いじめ等諸課題が今までと比べてどう変化したのか、過去最多になった、何年も連続で増加している、などどういう傾向があるのかを読み取って、把握しておくことが重要です。
具体的な数値も覚えておくと、論文を書くうえでの根拠として使えたり、人物試験でも使える知識になります。また、それらにどう対応することが適切か、文部科学省の指針も理解しておくと良いかと思います。
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